共感、共益をめざすコモンズ
きょうは、日比谷公園内にある千代田区立日比谷図書文化館で
第2回コモンズ SEEDCap(社会起業家育成支援プログラム)記念
セミナー 『共感資本×共益投資で日本復興』」を開催しました。
おかげさまで、満員御礼。多くの方々にご関心を寄せていただき
大変ありがたかったです。
2011年のコモンズSEEDCap(前年の収入の1%を社会起業家の
応援として寄付するプログラム)の寄付先のCivic Forceで東日本
大震災の緊急支援の現地統括責任者であった松田憲さんから
当時のご活動、現在のお取り組み、そして、これからの展望に
ついてお話しをお伺いしました。
ソフトな語り口でしたが、10年以上、アフガン、イラク、アフリカ
などへの緊急支援を行っているだけに筋を感じます。東日本
大震災において、海外から急遽帰国され、ヘリを飛ばして、
気仙沼の避難所になっていた中学校で衛星電話と医療品を
届けました。
第一ステージは物質配給の「スピードと量」でしたが、復興ステージ
になると長期的支援が必要ということで、この夏には新たな法人を
設立し、被災地の水産加工で燻製品を森の間伐からのチップを
用い、まさに「森は海の恋人」という関係を事業化されるようです。
また、「暮らしのクラフト」ゆずりは店主の田中陽子さんは
青森の伝統工芸の継承に務められ、職人と「使ってくれる人」
を繋げていらっしゃいます。震災後に生活物質が必要と
されている最中に、「なくてもよいものを、造って良いのか」
というトラウマに捕らわれた職人さんを励まして、大量生産
ではなく、手造りだからこそ宿っているものの大切さを世に
送り出していらっしゃいます。
おしとやかな表情を支えているのは、熱い使命感であるという
ことを感じました。
日経新聞編集委員・明治学院大学教授の原田勝弘さんにも
ご登壇いただき、「プラットフォーム元年」であった2011年、また、
社会事業において官と民の違いなどご指摘いただきました。
盛り沢山のフォーラムとなって、来場された皆さまにご満足を
いただけたようで何よりです。
投資信託運用会社であるコモンズでは、寄付とは、次の世代に
良い世の中を残すための超長期投資であり、長期資本を社会に
循環する私たちの「本業」の一環と位置づけています。
「投資」であれば、リターンが必要。つまり、一方的に資金を投げる
のではなく、寄付先とのキャッチボールが不可欠です。これも、
コモンズの設立理念のひとつである「対話」とつながっています。

