世界シェア100%なのに
沖縄から帰りで、頭上に設置してあった機内TVを眺めていたら、
「発想の来た道」というショート・プログラムに「常に世界シェア
100%を目指す!」というキーワード気が引かれました。
白木学さんという発明者が取り上げられていましたが、1985年
に設立したシコー株式会社は、超小型振動モーターにより世界で
初めて携帯電話のマナーモードを発想したり、携帯電話にオート
フォーカス機能を搭載するなどの画期的な発想で世界一シェアを
誇る存在です。
新しい発想を思いつくと、白木さんは最大な競合社を含め、なるべく
大勢の人に、あえて内容を話をしてしまうようです。普通の感覚だと
隠す傾向がありますね。ただ、凡人と違って、相手の顔の表情を見て、
「これは行ける」という判断に使うのが白木流のようです。
スキー場で冷たい便器に座って思わず、両手で両側にあった手すり
で支えた状態のときに「これだ!」と、浮いているオートフォーカス用の
モーターのアイデアがひらめいた白木さん。常に新しい創造のヒントを
キャッチしようとする姿勢、そして、何より起業家に不可欠な根明さが
溢れる人物です。
もちろん、創業時のときには色々な逆境がありました。大手メーカー
に製作品を持ち込んで交渉しているときに、部長から「聞いたこと
もない会社。つぶれたらどうする」と冷や水を浴びせされたようです。
そんな、ある日、電話が鳴りました。なんと、相手は米国のインテル。
技術の評判のことを聞いたので会ってみたいという申し出でした。
TV映像の写真で見る限り、かなりのボロ会社でしたが、視察を受け
入れたそうです。
その後、年末にファックスが入り、月20万個の受注が示されした。
しかし、そのときに生産能力は、せいぜい月2万個。次年の夏まで
懸命に、生産性を高めたようです。そして、インテルから認められて
世界一シェアを確保したシコー株式会社に、その後、日本企業から
の受注がどんどん舞い込んだようです。。。
ショックでした。日本人が発想した世界一の技術に着目して、機会を
与えたのは同じ日本人ではなく、海の向こう側の米国人だったのです。
「小さいから潰れる」のではなく、「大手が受注しないから潰れる」の
違いがわからないのが日本社会の現状。製品の良し悪しの前に
「小さい、聞いたことない」が判断材料になる疎か。
もっと良い日本にしようよ、日本人!