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June 30, 2012

2012TEDxTokyo

渋谷駅から見上げることは多かったのですが、はじめてヒカリエの
中から渋谷を見下ろしました。見慣れている街ですが、いままで
見たことない角度の視点だと面白いです。

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今年のTEDxTokyoの会場は、お台場の未来館から都心へ。
なかなか、よい空間です。

20120630_tedxtokyo

早朝に軽井沢から移動したのですが、オープニングに間に合わず、
大ホールには入場できず、別ホールのビデオスクリーンで第一
セッションは鑑賞しました。

ブレイク中に、早めに大ホールに移動して、第二セッションは
席を確保しました。w

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201206630_tedxtokyo_2

難しい課題と直面したときに心得べき5つのルールで
・Mental Distance (心理的な距離を置く)
・Shut Off Self Critique (自己批判の抑制)
と指摘するスピーチが印象に残りました。

確かに、オフィスなどで考え込むより、職場から離れたところで
仕事と全く関係ないことをしている最中にシナプスがつながる
ことがありますし、何かチャレンジするときに一番と弊害になる
のは「出来ない」という心のブレーキですね。

色々なアイデア、考え方、生き方などを聞くことができて
刺激的で、会場には通常はステージに立つような知り合いが
聞き手になっていて、新しい出会いにも恵まれ、いつも重宝
しているイベントです。

午後には別のセミナーで司会する用事が入っていたため、
今回は、全てのスピーチを鑑賞することができませんでしたが、
見たラインアップの中では、こればベストかな。

「ゼロ予算」からつくれるIdeas Worth Makingには感銘!

June 29, 2012

挨拶周り→合宿

今朝は、10年以上の交友がある国会議員の定例朝食会で
開会の辞を述べてから、JCIEの理事長として正式に経済同友会
の長谷川代表幹事にご挨拶の時間をいただきました。4月に
長谷川さんに「次、やってくれるんだろう」と背中をポンと押して
くれたことが、今回の決断に大きなきっかけとなりました。

午後は、元首相にご挨拶。長年、JCIEがお世話になっている
方ですが、私は今回が初対面でした。海外向けの「顔」に
なられている数少ない首相経験者です。

新幹線に飛び乗り、40年以上続いている某研究会の夏季
合宿に参加。今年は、合宿運営会の担当で、講師には米国
などで活躍する日本人学生4名に軽井沢インターナショナル
スクール
小林りんさんがファシリテーターに。同研究会の
史上最年少の講師となりましたが、彼らの世界観などについて
諸先輩の皆様は多いに刺激を受けたようです。世代間の火花も
パチパチとはじける場面もありましたが、堂々で自分たちの
主張で議論を返しました。

20120629_talk

夕食会の後は、マジックショーをご披露。 お上手!

20120629_magic

June 28, 2012

ゆとり

最近の日本人は「ゆとり」がない。

ある女性経営者との対談企画で、このような話になりました。
経済成長していない日本に「ゆとり」がない。

しかし、経済成長している中国に「ゆとり」を感じるかというと、
そうでもない。

そもそも「ゆとり」って英語で何て言うのだろうと思いました。
give room / space という物理的なゆとり。
time to spare という時間的なゆとり。

でも、精神的な「ゆとり」でしっくりする英語が思いつきません。

「ゆとり」という言葉の由来は【緩取】(ゆう・とり)らしいです。
緩く取ることが、ゆとり。つまり、物事の間にくつろぎを置くこと。

いずれ、「ゆとり」とは与えてもらえることではなく(たとえば、ゆとり
教育のように)、自ら感じ取ることのようのです。

「己」という意識がなければ、ゆとり無き。

June 27, 2012

Currencyは流れるもの

今朝は、次世代育成の資金循環を考える委員会の第二回を
開催。投資教育について意見交換をしているときに、委員と
一致した考え。

いままでの投資教育は、お金の作り方が中心。

これからの投資教育は、お金の賢い使い方が中心となるべき。
その使い方から逆算して、投資を通じて、お金をつくるという
視点が大切ではないか。

ちょっと意見がまとまらなかったところ。

世代間の富の移転という垂直な流れだけではなく、
地方から都市部の富の移転という水平な流れも重要。

しかし、これをどのように整理できるか。

いずれにしても、通貨のことを英語でCurrencyと言います。
つまり、流れることがお金の本来の役目です。

June 26, 2012

21世紀の主役に奨励

今日は、ダブルヘッダーでした。

午前は、新潟県南魚沼市にある国際大学大学院の卒業式の
祝辞で「21世紀の繁栄モデルは多様性を取り組むこと」という
持論を述べさせていただきました。

今年で30年になる同大学の2012年卒生は、日本を含め35か国
からの学生で構成ているので、「多様性」の可能性、そして
チャレンジについてわかっている、21世紀の主役になる若者たち
だと思います。

去年の3.11の祭には、多くが母国に避難しましたが、全員の
184名が戻ってきて無事に卒業したようです。

夜は、東京青年会議所が主催するセミナーで、「日本の将来に
希望を持とう~青年に必要な本当の『国益』とは~」について
徳川家広さんとパネルをご一緒させていただきました。冒頭の
講演とパネルでも、政治だけに任せるだけではなく、その政治の
土台となる一人ひとりの社会参加意識が必要という持論を述べ
ました。

青年会議所のメンバーは40歳以下。つまり、次の時代で
最も人口層が厚い団塊ジュニアです。人数が多い、この世代が、
必ず、次の時代の「主役」になるので、特に彼らたちには、是非、
意識を高め、考え、そして、行動してほしいと思っています。

June 25, 2012

100%が海外志向

今日、G8国の大使とJCIE新任ご挨拶のときに、「最近、商社など
の若手社員でさえ海外勤務を拒否する」という最近の『常識』が
話題になったときに、少なくとも自分の前に現れる若者はそんな
ことなく、海外志向が多いと指摘しました。

それを後押しするような良い話が別の会合でありました。某上場
企業の20代中心の若手が多い社内の「MBA塾」でお話しをした後
の懇親会で「海外に勤務できること」が入社動機であったという
若者に問いかけました。「同期で何割ぐらいが同じような海外志向
を持っているのか」と。

彼は、迷うことなく、「営業であれば、100%」とキッパリと言い切り
ました。 あっぱれ!

商社から独立した半導体装置メーカーと言えば、どこか直ぐに
わかってしまいますが(笑)、コモンズの投資先の会社で良かった~
と、感じました。

June 24, 2012

色彩と白黒

今日、ふと思いました。 消費税の増税、TPPの加入、基地問題
原子炉の再稼働などなど、社会を取り巻く重要な課題について
大勢が真剣に意見を述べています。この議論は、健全な社会に
とって、とても重要なことです。

でも、ホテルのロビーで待ち合わせしている最中に、目の前に
あったライティングを見て思いました。

20120624_color

この世の中は、これほど豊かな色彩に恵まれているのに、
なぜ、人間って物事を白黒で判断したがるのだろう、と。

きっぱりと白黒とコントラストを効かせた方がわかりやすい
ということはわかります。しかし、世の中はカラーがたくさん
あって、境界線もよくはっきりと分かれてない場合がほとんど
です。

「見える化」「可視化」のためのコントラストや境界線の役目も
わかります。僕は、光と影を表現を引き立てる白黒写真が大好き
です。しかし、色彩がない世の中は、豊かさや暖かさを感じること
ない。また、豊かな色彩と違って、白黒から、生命や新しいものが
誕生してくれるという期待も感じません。

世の中が白黒ではなく、色彩であるということに、何か大自然の
意味があるのではないでしょうか。

June 23, 2012

たくましさ

普通、ずっとホテルの室内にいると「外の空気を吸ってくる」という
気持ちになりますが、北京の場合にはちょっと勇気が必要かも。
道を横断するときも、車優先なので命がけ。

外資系ホテルの周辺はオフィス街なので、結構きれいですが、
急開発(手抜き工事?)の跡がところどころに。新しいビルの
足元にある歩道がボコボコになっているのは驚きました。地盤
ちゃんと固めてないのがあきらかですが、このビルって大丈夫
なのか、心配になりました。

日本ブランドで目に入ったのは吉野家。中国人は牛丼が好き
らしくて、結構よいビジネスしているようです。また、江戸前寿司
があって、これは、日本で普通に食べるところと同じレベルの
ようです。

案内してくれたのは、京論壇を通じて知り合った佐野さんと
彼の友人の源本さん。佐野さんは、某商社から数年前に退職
して、いま環境系のベンチャー会社などに勤めていますが、
条件は現地の中国人と同じようです。たくましいですね。
一方、源本さんは、東京で外資系インベストメントバンクに
入社したものの、退職して北京大学の大学院で研究して
います。これも、たくましい。

まァ、たくましくないと生きていられない環境ですから、こちらでは
そんなに珍しいことではないのかもしれませんが、いずれにしても
最近の若者たちはキャリア・リスクを取って、自分が信じる道に
チャレンジしている姿勢がすばらしいですね。これからの日本の
主役は、彼らたちのようなところから生まれてくるのでしょう。

June 22, 2012

北京において成善之美

久しぶりの北京です。 空港のゲートがガラガラなのに、バスで
移動されたことにはびっくりしましたが、このスケールの大きさ
には圧倒されました。案内人が付いても、送迎車にたどり着く
まで20分ぐらいかかりました。。。。これから30年後ぐらいの
キャパを今から確保している感じです。

数年前と比べると、靄?黄砂?スモッグ?が厚くなったようです。
宿泊先の43階の部屋からのスナップショット。

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ロビーがある、63階は、もっと真っ白でした。

夜になると、ちょっと表現が違うかな?

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某欧州系金融機関の超富裕層向けの「成善之美」【Art of
Philanthropy]】会議のパネリストとして参加する機会を
いただきましたが、おかげさまで、色々と面白い方々と
お会いすることができました。

夕食会の席でふと思ったこと。中国のガサツな国民性の中、
エレガントな演出ができる中国の奥の深さを感じました。

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June 21, 2012

大分経済同友会

今日は、大分経済同友会で「渋沢栄一の『論語と算盤』に学ぶ
21世紀の企業の存在意義」というテーマのお話しいたしました。
関係者によると、通常より2割ぐらい出席者が多く、内容にご満足
いただいたようで何よりです。

ひょんとした出会いが次の出会いへとつながり、大分のご縁が
広がることができて、とてもうれしいです。11月下旬には大分銀行
の内部研修会でのお話しさせていただく機会を頂戴していますので、
ふたたび訪れることを楽しみにしています。

接近していた台風5号は熱帯低気圧に格下げなったようですが、
飛行場の周囲は、霧、雨、そして強い風。でも、特に予定が
遅れることなく無事に帰宅。

さて、明日の早朝は、久しぶりの北京です。

June 20, 2012

大分の会食

台風4号が通り抜けてくれたので、無事に大分に到着。

近海船・遠洋撤積船を建造し、船主として大手海運会社に
リースする会社の経営者と某地銀の経営者と会食をご一緒
させていただきました。

運賃が値下がり続けている海運業界ですが、「いまは20年来
の底入れ」ということで、このタイミングで船の建造や獲得へと
動いていらっしゃいます。数年前では40億円ぐらいした船が、
いまでは20億円ぐらいらしいです。地方から世界動向を見て
商売する。面白い会社があるものですね。

もちろん、銀行融資無しでは事業展開できませんが、銀行の
経営者曰く、バブリーな船主と手堅いところの違いは、やはり
持続性。他のところがいなくなっても、しっかりと残っている
強さがあります。もちろん、担保がしっかりと取れる融資案件
ですが、しっかりと人物を見ることが必要。

近年のコストカットで、その人を見る目を養うことが疎かに
なっていて、それを改善しようとご尽力されているようです。

また、地方で暮らしながら、子供たちが上京している。
地域のお金が都会へと流れる。。。。
地銀の経営者の視点がちょっと見えた感じがしました。

June 19, 2012

第四期生がスタート!

今日は、「論語と算盤」経営塾の第四期の初回。台風にも負けず
集合してくださった新塾生の意気込みには多いに期待できます!

ただ、セッションが終了した午後8時半には暴風域に入っていて、
仙台、大阪、浜松など遠方からいらしゃった方々もいたので、
申し訳なかったです。。。。

今回の募集は、「シブサワ・レター」をお送りしている方々のメール
リストで配信したとところ、24時間で定員に達成してしまいましたが、
第四期生の自己紹介で「たまたま偶然」というきっかけが多かった
ことが印象的でした。

この「たまたま」のおかげで、70代の大ベテランや20代の若手の
男女がお互いから学び合うフラットの関係のご縁が出来たので、
「偶然」のマジックにはいつも驚かせられます。どのような新たな
視点で、第四期生は「論語と算盤」を自分のものとしてくれるのか。
楽しみです!

June 18, 2012

歴史を歩む

今日は、ご先祖の渋沢栄一の縁がある静岡で、静岡経済同友会
主催の講演会でお話しをする機会をいただきました。

講演の前には、静岡商工会議所に立ち寄ってご挨拶してから、
浮月桜という宴会場に向かいました。ここは、栄一がパリ万博
から帰国後、法台院に謹慎中の徳川慶喜を訪問し、まさにスピード
経営で、その十日間後に静岡商法会所という日本で最初の
株式会社を設立した場所です。

あんまり知られていない歴史事実かもしれませんが、静岡の方々で
あれば有名な話です。浮月桜では、慶喜公自身が撮影した写真集も
拝見することができて、いままで見たことなかった飛鳥山(旧渋沢邸)
の写真もありました。 なんと行っても、びっくりしたのは原宿の写真
まさに、原っぱの中の宿という風景でした!

また、栄一が家族と共に数か月暮らした、教覚寺にもお伺いする
ことができました。このように歴史を歩むことができるとは、すてきな
贅沢ですね。

June 17, 2012

ベランダ・ガーデンの獅子唐

我が家のベランダ「ガーデン」の獅子唐。

塩をちょっと振り掛けて、直火で焼いてみました。
辛いかなァ~と、思っていましたが、結構、美味!

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June 16, 2012

エネルギーについて考えよう

原発に頼らず、安定した電力を安い料金で家庭に供給できる
社会を日本は目指すべきだと思っていますが、これから電力
需要のピークを迎える夏季のタイミングで大飯原発の再稼働
について過剰に反対することは腑に落ちません。

計画停電などが実施されれば関西圏の経済活動のリスク
(不確実性)を高め、コスト増につながります。日本の電力
供給の3割が原発に頼っていたところを、一気にゼロにして
しまえば、その悪影響も少なくないことは当たり前です。

しかし、日本が脱原発できる再生可能エネルギー大国の
ビジョンを描くことも当然、早期にやらなければならないこと
だと思います。

7月1日に再生可能エネルギーのFIT(固定価格買い取り制度)
が始まります。 このタイミングで、7月3日にコモンズオルタナ
が共催する「自然エネルギーの未来」フォーラムで一緒に
これからのあるべき姿のエネルギーについて考えてみましょう。

お待ちしております!

June 15, 2012

30年先から比べる

JCIEの理事長就任の件にtつきまして、たくさんの温かい
お言葉内外をiいただき、本当にありがたいです。

プライベートセクターという立場にありながら、ノンプロフィットと
フォープロフィットという一見異なる分野の共通点を探すことに
勤めたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

June 14, 2012

JCIEの理事長に就任しました

本日、対外発表になりましたが、この度、日本国際交流センター
【JCIE】
という公益財団法人の理事長に就任しました。コモンズ
投信の会長は引き続き兼務しますが、シブサワ・アンド・カンパニー
の活動は、「論語と算盤」経営塾など一部の既存事業を除き、原則
として休 業します。

20120614_jcie_2

自分の人生にとって大きな転換期を迎えることで、仕事を通じて
自分 が果たしたいことは何かと改めて考えたところ、それは、
きました。「今日より、より良い明日を次世代に残すこと」。そして、
「世界に おける日本人のエンパワーメント」というふたつの想いが
浮かび上がってきました。

そういう意味では、自分の中では、コモンズの会長とJCIEの
理事長を兼務することに矛盾がなく、むしろWin-Winになる
のではないかと思っています。

大勢の方々の暖かい応援と期待に応えられるよう全力を尽くしたい
と思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

June 13, 2012

第三回コモンズSEEDCapの決定!

この度、第三回コモンズSEEDCapの審査により、支援先が
決定しました!

コモンズ投信は、皆さまから運用を託してくださるコモンズ30
ファンド
の信託報酬(年間運用管理費)の約1%を社会的
イノベーションに挑戦する社会起業家に寄与する「コモンズ
SEEDCap
」というプログラムを実施しています。

まず、支援先の候補の3名をあげてから、コモンズに口座開設
をいだいた「お仲間」から推薦の声を寄せます。そして、お返して
いただいた内容を参考にしながら審査員会(内部二名、外部二名)
で様々な角度から議論を交わし、最終的な決定に至ります。

今回は、特に難しい審査でした。候補者三名のそれぞれが
社会的イノベーションを起こそうしている挑戦者であり、気持ち
としては、全員を応援したいですし、そうしています。

しかし、その厳しい判断の中、全員一致で審査会は侍学園
スクオーラ・今人
長岡秀貴さんを支援することに決定しました。 

色々な理由がありましたが、整理してみると、3つあります。

① 目の前の社会的課題について、自らが現場に立って
   動いている。

② 候補者の中で、一番小規模な活動であったが、3年前の
   コモンズ社会起業家フォーラム
に登壇していただいたとき
   から比べると著しい成長を感じた。

③ 本当に「命をかけて」行動しているという熱い情熱を感じる。

そして、これは、長岡さんから頂戴した御礼のメッセージから
確認できたことですが、コモンズが考える「寄付」とは「超長期
投資」について、心から賛同していただけて、うれしかったです。

長岡さんからの熱いメッセージは、コモンズのブログに掲載して
います。是非、ご高覧ください。そして、これからも、長岡さんを
応援してください!

June 12, 2012

パフォーマンスのための舞台

成功だけではなく、もちろん失敗も含め、いままでの体験とは、
これからのパフォーマンスのための舞台なのかもしれない。

そして、せっかく、舞台が用意されても、使われなければ
もったいない。

やっぱり、舞台はパフォーマンスのためにあるもの。

期待や応援に応えられるパフォーマンスに全力を尽くします。

June 11, 2012

統治と智

民に智を与えないほうが治めやすい。

確かにそうでしょうね。民に智がない方が、統治者が現状を
維持しやすいです。 

たとえば、日本の莫大な財政赤字のことを知らず、その対処として
お金(現金)の価値を下げることが政府の金融政策である、という
ことも国民が知らないのであれば、少なくとも、次のポストや次の
選挙までは現状維持できます。

しかし、そのような社会に持続性があるのでしょうか?

本日、守屋淳さんを囲む老子の勉強会で議論したテーマですが、
「道」(タオ)は持続性そのものの存在だけれども、人間なんていう
ちっぽけな存在の持続性など知ったこっちゃない、というのが老子
の思想です。

「道」という存在を大自然や宇宙に置き換えて考えた視点では、
人間社会の存在は、そんな大したことない。そういう意味では、
自分(人間)にとって、大きな問題は、実は大したことない。

そう考えると、自分が抱える問題でパニックすることは全くない
という心の持ち方があるかもしれません。そういう意味では
参考になる思想ですが、これが、全体主義につながるようだと
ちょっと怖いですね。

June 10, 2012

コミュ

コモンズの原語は、コミュニケーションやコミュニティと同じの
「Commu」にあります。つまり、「共に」、「合う」という概念です。

今日より、よい明日のために。

このような想いに共感し、大切な資源(資金とビジョン)を合わせる
ことによって、私たちの未来を拓く。これが、コモンズの原点にあり、
コモンズの運用、コモンズのセミナー・企画を通じて、目指す「30年
投資」、「30銘柄」、「対話」を表現しようと立ち上げた運用会社です。

ときどき、原点に振り返ることも必要ですね。 

June 09, 2012

コモンズの女性限定セミナー

今日は、幸せな日でした。坂之上洋子さんと1年ぐらい前に最初に
お会いしたときから、「あ、この人と対談セミナーやりたいなァ」という
ピピンと来たひらめきが、たくさんの魅力的な女性に囲まれながら
実現したのです!

お話の内容は・・・ オフレコです!(笑)

20120609_1 20120609_3_2 20120609_2

休憩のおやつタイムには、ケータリング・シェフの寺脇加恵さん
パテシェの福田淳子さんにすてきなお菓子バーをアレンジして
いただきました。 うつくしく、おいしい!

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そして、後半は、コモンズの投資先の資生堂に新しいウェブ
サービスの w a t a s h i + について説明をいただきました。
会場の皆さんのフィードバックを楽しみにしています。

20120609_7

「運用会社」が主催する「投資セミナー」。。。と来場する前には、
やや構えていたけれども、アット・ホームな感じで楽しかったです
という感じで笑顔で帰っていらっしゃた方々が多く、うれしかった
です。「また、女性限定セミナーをやってください」という声もあり、
ぜひとも!

いままで、コモンズが提案する長期投資に振り向いていただける
ために、今後も色んなセミナーを企画したいので、どうぞお越し
ください! お会いできることを楽しみにしています。


June 08, 2012

ゼロ・エラーの障害

人材という資源が豊富で、色々な意味でインフラが世界一の
日本を束縛している最大の障害は「ゼロ・エラー」という社会
風土ではないでしょうか。

エラーがゼロという前提でも、実際にはエラーが起こる。そして、
エラーがゼロという前提で実際にエラーが起こると取り返しが
つかないことになる。これは、日本国民が大震災の後に痛感
した現実だと思います。

もちろん、エラーを頻繁に起こすことは許すべきことでない
ですが、エラーがゼロという無機質な状態は自然界では
あり得ません。

エラーが起こらないように入念に取り組むことは素晴らしい
ことですが、それは、むしろエラーが起こるという前提がある
から一生懸命に働く極一部の人。エラーが起きても、それを
とりかえしがつく範囲で仕事を進めます。

しかし、ほとんどが、エラーが起こらないことによって、自分が
給料をもらえる続けられると思っているシステムになっているので、
何もやらないということが当たり前になってしまう。

取り返しがつくエラーを促す社会になることが、日本の豊かな
未来につながると思います。

June 07, 2012

今夏のコモンズのセミナー企画

これから夏にかけて、コモンズのセミナー企画のラインアップの
バライエティは豊かですよ! ぜひ、ご参加して楽しんでください!

6/09(土)14:00~17:00
女性onlyセミナー「30年後の自分を想像してみて」
~視点をかえると見えてくること。人生をめちゃくちゃ楽しもう!

【満員御礼】


7/03(火)19:00~21:30
オルタナ・コモンズ「自然エネルギーの未来」フォーラム


7/29(日)14:30~16:00
親・子・孫で楽しむコモンズ「まごころ」コンサート


8/03(金)10:30~24:00
二泊三日コース・「渋澤健と行く越後妻有の大地の芸術祭!」
8/04(土)09:45~24:00
一泊二日コース・「渋澤健と行く越後妻有の大地の芸術祭!」


そして、9/29(土)午後
第四回 コモンズ社会起業家フォーラム
(現在、スピーカーの皆さんに依頼中です。 ほぼ、確定!
今年も素晴らしいラインアップです!!

June 06, 2012

踊りと舞

新橋でいう「踊り」は、祇園では「舞」と言うらしいです。

前者の流派が流れる感じですが、後者の「井上流」は、もっと
キリッとしている形のようです。

このような伝統文芸は素晴らしいですが、伝承が難しいですね。
真価を認められるパトロンの数も減ってますし。 

「若い」(=僕と同い年)芸者さんは、また来てきてくださいと
何回も声がけしてくれましたが、新喜楽に通えるようなお財布
持ってません。。!

June 05, 2012

次世代育成の資金循環を考える

この度、新設した「次世代育成の資金循環を考える委員会」の
初回が開催されました。

もともと、資金の世代間移転の促進や世界の成長を家計に
取り組む「投資立国、そして、教育資金の積立について
税制度への課題
などを持っていましたが、さすが、お呼び
かけた有識者のレベルが高く、色々と示唆に富む討議の展開
となりました。

詳しくは政府に7月中旬にでも提言したい中間報告を持って
ご披露しますが、このようなコメントが委員からいただきました。


・従来の投資信託ビジネスは60歳以上をターゲットにしているが、
 これから25年間の増加率は年0.5%であり、団塊世代の老化に
 より60歳以上世代での高齢化が進み「金融体力」が低下する。

・「家族」という単位の見直し。 
 (最近の傾向は、「個人」に依存すぎ。世代間の損得など)

・金融を実体経済に呼び戻べきであり、投資信託は良質な
 長期資本を実体経済に流せる商品 

・地方や低所得層の教育にも資金が循環される仕組みが重要。

・二人以上の世帯のうち、28%が無貯蓄。
 一人以上の世帯では38%が無貯蓄。
 1953年来の最高なレベル。
 積立投資などを促進し、このまずい状態を是正するという意味の
 政策目的も掲げるべき。

June 03, 2012

「孫はかわいい」がランクイン!

先週の31日に掲載された「孫がかわいい」が社会のためになる
という自分のコラムが日本経済電子版の5月26日~6月1日の
一週間の「読まれた記事ランキング」で三位に入りました!

20120603_magokoro

ということは、ページビューはどれくらいになるんででょうね。

いずれにしても、日本全国の大勢の方々にご関心をいただける
内容を提供できて、とてもうれしいです。

今週の5日には、次世代育成の資金循環を考える委員会
第一回の開催です。委員の皆さんが、どのような本件に関して
どのような問題意識を持っているか。楽しみにしています。

June 02, 2012

ベランダBBQ

日頃、コモンズで一緒に仕事をしている仲間たちと一緒に、
我が家の(狭い)ベランダでのBBQ! ラムと豚肉のロースが、
なかなかいい感じで焼けました!

20120602_bbq_2

職場を離れ、ご家族と共に美味しい食べ物をつまみながら、
ただ懇談することは、やはり、大切ですね!

June 01, 2012

+YOUニッポン応援全国キャラバン!

東京証券取引所が主催する「+YOUニッポン応援全国キャラバン
がキックオフされました!

一人ひとりの力を合わせることでニッポン経済が再び元気を
取り戻せるよう、これまで経済や投資に関心のなかった方々にも
投資の意義を知っていただき、その魅力に触れていただくセミナー
を全国40都市以上(延べ70回以上)で開催してまいります
」と
いう考えは、まさに、セゾン投信の中野さん、ひふみ投信
藤野さんとコモンズ投信の私が、「草 食 投 資 隊」を結成し、
この3年間、北海道から沖縄まで実践していた長期投資の世界を
広める草の根活動そのものです。

私たちの地道な活動に東証が認識していただき、お墨付きを
いただいた言っても過言ではないと思います。今から考えると、
草食投資隊の結成のときに、いつか、大手の既存金融機関だけ
ではなく、独立系運用会社が東証などエスタブリッシュメントに
認められる日を目指そう!というような思いがあったと思います。
マネックス証券の松本さんやさわかみ投信の澤上さんと肩を並べる
ことができるとは、草食投資隊も成長したものです。w

20120601_tse

今回の全国キャラバンで、草食投資隊の「ソロ活動」もあれば、
三人で登場する日程も組まれています。いずれにしても、皆さんの
街でお会いできることを楽しみにしています!!

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