「平和」について考える
ある研究会で十字軍について学びました。
第1十字軍が派遣されたのが1096年。第9十字軍が派遣
されたのが1271年ですから、200年に及ぶキリスト教が、聖地
エルサレムをイスラム教諸国から奪還する宗教戦争です。
その中で、第5十字軍を指揮したフリードリヒ2世という存在が
面白かったです。イスラム文化と共に育った成り立ちで理解も
あったようです。エルサレムを統治するスルターン・アル・カーミル
と交渉して、エルサレム返還に成功したようです。
ただ、この血を流さなかった10年間の平和条約。キリスト教側にも、
イスラム教側にも全く評価されなく、ほとんどの歴史家も関心を
持たなかった人物だったそうです。
いや~ びっくりですね。
今から1000年前から、同じ地域で同じよう衝突がずっと続けられて
いたこと。
そして、武力でなく、交渉で得た平和が評価されないこと。
そう考えると、哀しいですが、人類の「常」とは戦争であること。
そして、「平和」とは人工的につくられた一瞬であること。
そのような文脈で、現在の日本の「平和」を眺めると、それが
いかに貴重な状態であること、そして、その状態は「タダ」では
ないということが浮かび上がってきます。
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