IMF世界銀行総会:グローバル・ヘルス
今日の午後はIMF世界銀行総会の関連セミナーに出席しました。
第一部のテーマは「Global Health: A Case for Investing in Health,
Again」 つまり、 社会保健はコストではなく長期投資という観点
の討議です。
パネリストはウガンダ財務大臣や社会保健分野のシンクタンクの
識者でしたが、日本代表のパネリストは民間企業、エーザイの
内藤晴夫社長。当社はWHOにリンパ系治療のDECという薬剤を
22億錠を6年間かけて無償提供。250万人の患者が治療できる
ようです。
内藤社長いわく、この投資の成果は2020-30年以降になり、社会の
購買力向上などで市場強化につながるという見込みです。エーザイ
の投資額は$5千万。「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を考え
そのべネフィット向上を第一義とし世界のヘルスケアの多様なニーズ
を充足する」当社の理念を誠実に実践しているということになります。
患者のベネフィットや満足度を最大化が(目先の)収益の最大化より
優先されるという意志表明ですが、コモンズはエーザイに投資して
良かった、と思いました。
第二部は、Global Health: Universal Health Coverage-
Opportunites and Lessons つまり、日本の国民保険を途上国
などに応用できるかという問いかけです。
総論は賛成、各論は色々と課題がある。 これが、現状ではない
でしょうか。
また、Universal Health Coverageであっても、一個人にとっては、
Total Health Coverageではなく、予防医療、終末期医療、混合
診療など、平等アクセスだけではなく、人口構造の変化に伴う
医療ケアの「質」の適格な調整、また、それに伴う財源などに
ついて議論を深める必要があると感じました。
