統合レポートの潮流
WICI(World Intellectual Capital / Asset Initiative)がという
団体が開催したシンポジウムにパネリストとして登壇しました。
企業の財務的価値(アニュアルレポート)と非財務的価値
(サステナビリティレポート、知的財産報告書、等)の統合
レポート(integrated report)について考える会合に、これほど
たくさんの来場者が集まってきたとはびっくりです。
今年も日経アニュアルリポートアウォードの審査員として
参加します。去年まで、要約版、オンライン版と統合版は、
特別賞として、ひとつのグループで審査しましたが、今回は
件数が増えたようで、統合版は別のグループとなり、私が
座長として務めることになりました。数日前に10社からの
最終審査候補の統合リポートが、ドサッと届いたばかり。
ちょっと、時代の潮流を感じますね。統合レポートとは、
まさに、会社が自分たちの企業価値を総括的に描ける
ツールです。企業の価格(プライス)ではなく、価値(バリュー)
に着目する長期投資家にとっては、とても良い傾向です。