長期的視野とパッション
今日は、岡山へ日帰り出張。岡山県金融広報委員会が主催する
セミナーで「渋沢栄一の『論語と算盤』で日本の未来を拓く!」と
いう題名でお話しさせていただきました。
金融広報委員会は、日本各地で日本銀行が事務局、支店長が
会長として務め、官公庁・金融機関等の代表者や学者などで
構成する委員会で、地域の一般市民の金融に関する幅広い教育
活動を行っています。
連休の初日に関わらず、200名を超える来場者がご参加いただき
とてもありがたかったです。与えていただいた1時間半をたっぷりと
使ってしまたので、質疑応答は一問しか時間が残りませんでしたが、
とても良い問いかけだと思いました。
「長期的視点の投資という話はよくわかるが、日本の企業の視点は
短期的になっていないか」と。
80年代に日本に帰国したときの(JCIEの)仕事で、ソニーの故盛田
さんが、米国議会の視察団に向かって「キミたちアメリカ人は、四半期
という短期的な結果しか求めないが、我々日本人は長期的なスタンス
でビジネスに取り組むから、現在の功績に恵まれているのだ」と胸を
張っておしゃっていた印象的な姿がよみがえってきました。
あのときの日本と、今の日本の企業の経営者に何が違うのか。
それは、創業者・経営トップであった盛田さんのパッションではないか
と、質問にお答えながら思いつきました。もちろん、パッションを持った
経営者も現在います。ただ、「私はサラリーマンですから」と当然の
ように言う大企業の役員も珍しくない。違いは一目瞭然です。
パッションがなければ、信じることできなく、信じることできなければ
長期的視野も持てないということです。