【第三回アフリカ経済成長の鍵 グローバルヘルス】
本日、「アフリカ経済成長の鍵 グローバルヘルス」の連続講座を
開催し、今回の第三回は「中長期的視点に基づく企業戦略~水事業を
通じた取り組み」というテーマについて議論を展開しました。
スピーカーはヤマハ発動機株式会社海外市場開拓事業部第3開拓部
クリーンウォーターグループの戸塚美穂子さんと日本ポリグル株式会社
代表取締役会長の小田兼利さんからそれぞれ大企業、中小企業の
お立場から浄水事業についてお話しをお伺いしました。
戸塚さんから西アフリカ諸国のたくさんのお写真で水の状況を見せて
くださいました。ヤマハではアジアでは浄水装置の事業化がある程度
進んでいるようですが、アフリカでは、パイロット的な運営で、事業化に
至るまでは、もうちょっと時間がかかりそうです。やはり、大企業である
と事業化へのプロセスの道が長いようです。
一方、中小企業の小田さんの場合、「声がかかってきたら、行く」と
いうスタンスで、最近ではソマリアまでいらっしゃったようです!
小田さんの水浄化は納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸が
主成分である粉を原水(日比谷公園の噴水の水)にかき混ぜるだけ。
水中に浮いている汚れがみるみるうちに固まっていきます。
残るのは、きれいな水。
ご本人は飲んでいました。。。!
規模はまだ小さいですが、このように、日本の技術が、きれいな水を
飲んだことない人々が、透き通った水を提供できるとは素晴らしいですね。
色々な形で日本が水浄化事業にアフリカで発展することを期待しています。
第四回は4月30日。テーマは、「アフリカと日本―現地で見えた可能性」
になります。長年、アフリカの駐在員として勤められた三菱商事の是永
和夫さん(上席顧問)とジェトロ・アジア研究所の方から日本企業の現地
での活躍についてお話しをお伺いします。ご都合がよければ、ぜひ、
ご参加くださいませ!
お申込み → http://www.jcie.or.jp/africa_gh/#d4
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共同主催者:
日本国際交流センター(JCIE)
日本医療政策機構(HGPI)
日本創生ビレッジ
6月に開催されるTICAD Vのサイト