リセットされる未来
未来を描くとき、私たちは、現在から線を延長するロードマップの
ようなものをイメージするのが一般的だと思います。
ただ、たとえば、街を歩いているとき、角を曲がっても真っ直ぐいっても
同じ場所にたどり着けるとします。そのときは真っ直ぐ歩くとします。
そうしたら、反対方向から何年も会っていない友人とバッタリ会います。
ちょっと前に右に曲がっていたら、すれ違っていて二度と会うことがない
かもしれません。
一方、その友人は、たまたま、歩いていた道を真っ直ぐ行っても良かった
のにちょっと手前で左で曲がったから自分とバッタリ会えた。真っ直ぐ
行ったらすれ違っていた。
このような「たまたま」で予測できていなかった未来が展開したことに
なります。
ただ、これは二人だけの話。地球の70億人の人たちが日々、たまたま
出会ったり、すれ違ったりしている。
つまり、未来ということは、毎日毎日、日々単位で書き直されている
ということになります。
こんな話を私的な「資本主義研究会」で話し合いました。たまたま
一緒に、資本主義を哲学、生物学、宗教という側面から照らしてみよう
という試みです。
何に出会うか、わかりません。 が、ちょっとワクワクしています。