なぜ、宇宙に行く必要があるか
ある勉強会で、なぜ宇宙に行く必要があるかということを議論しました。
確かに、莫大な費用がかかるプロジェクトなので、特に今のご時世では
合理的ではないということになるでしょう。
しかし、話を聞きながら、ふと思ったこと。
地球から月を見上げたことある人間は、人類の歴史で古代から数えれば
数百億人?千億人?ぐらいいるでしょう。 その月を見たことで、ちょっと
ロマンティックな気持ちになって、その後の人生が変わることがあった
かもしれませんが、ほとんどの場合、大きく変わることなく生活したと
思います。
一方、月から地球を見上げたことある人間は、人類の歴史で何人でしょう?
20~30名?月面からだったら、もっと少ない。興味があるのは、彼らが
真っ暗な宇宙の中にポカリと浮かぶ青い地球を見たときに、何を感じた
かです。おそらく、人生観が変わったのでは?
もちろん、宇宙に浮かぶ地球の写真を見た人間は多いです。ただ、実際に
体験したものと、画像で見たものの違いは地上でも感じます。
宇宙にはロマンがありますが、そこで人間がひとつ間違えれば、待って
いるのは死です。
そう考えると、地球の人類がひとつ間違えれば、待っているのは。。。
同じことですね。
また、宇宙には「境」がありません。「時間」もありません。
そういう意味で、なぜ、人類が宇宙に挑む必要があるのかというと、
新たな視点で、異なる世界が見えてくるから。
これは、結構、大事ですね。
「全て」は、自分の目の前に見えるものではい。
(哲学的には、そのような考えがありそうですが・・・)