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May 26, 2013

10人の内、一人か二人

今朝の日経新聞の「もの言う株主、日本で再び」という記事で、
このようなファンドの攻勢に懸念を示す声があがるものの、日本の
株式市場を鎖国化できるわけなく、むしろ、グローバル・クラスの
市場として築くことが求められています。そのような市場に公開
している以上、「招かれざる客」はありえません。

そういう意味では、企業は「招きたい客」にも意識することが大事です。
しかし、記事が指摘したとおり、持合い株主は、過去の産物です。
では、誰を招くべきか。

私は、一般個人だと思います。 特に、長期的な視野で企業の
目先の株価だけではなく、企業の持続的な価値創造に関心を
持つ個人投資家の数と規模を高めることに、企業も積極的に関与
すべきだと考えます。

個人は、企業にとって投資家だけではなく、最終消費者です。
場合によっては、従業員や取引先でもあります。つまり、個人とは
企業の価値創造にとって、極めて重要なステークホルダーです。

と、いっても、個人はバラバラなので、それぞれに向き合うことは
企業にとって効率的ではありません。しかし、コモンズ投信
関心を持って資産運用の一部を託してくださる顧客は、まさに
企業の持続的な価値創造に期待してくれているステークホルダー
になります。

コモンズの設立理念は「もの言う株主」のオルタナティブになる、
企業からの話も聞きたい「対話する株主」です。

しかし、ソニーの大株主となった「もの言う」サード・ポイントの
運用残高は40億ドル(~4000億円)です。一方、コモンズの
運用残高は、この半年では倍増したといっても、約75億円
(「マザーファンド」=一般公募+機関投資家等向け)で、運用
哲学への想いは決して負けないものの、規模の違いはあきらか
に差が大きいです。

ただ、これが、まさにポイントになります。「黒船」の到来に動揺
するのではなく、「ぽたぽた垂れている滴」を寄せ集めて「大河」
をつくる合本主義という合同する資本によって、明治時代の先人
たちは、外国からの競争に立ち向かいました。

いまの時代、リーマンショックの最中に立ち上げたコモンズ投信は
2009年1月の日本株式氷河時代からアベノミクス時代まで、
コツコツと実績を積み上げてきたと自負しています。日本じゃなくて、
アメリカで同じような運用会社で同じような実績を上げていたら、
もっと大きな存在になっていたのではないかと気持ちが横切るとき
あります。それ、ちょっと寂しいですね。

コモンズの設立理念である「対話する株主」が日本の株式市場で
意味ある勢力になるには、もちろん、私たちがやらなければならない
ことが多いのですが、結局、もっともっと多くの日本人が「いいね」と
言ってほしいと思いますし、もっともっと多くの日本人が一緒に
コモンズのビジョンを共有してつくりあげることに参加してほしいと
願っています。

日本全国の10人のうち一人か二人ぐらいコモンズの存在を知り、
コモンズの存在を知った10人のうち、一人か二人ぐらいがコモンズ
に資産運用の一部を託してくだされば、「大河」は動くと確信して
います。
Tomorrow


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