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July 31, 2013

ミトコンドリアとカレーうどん

私が副委員長として携わっていた、経済同友会の「30年後の日本を考える
Project Team」の報告書で昨日、発表されました。 委員長のフューチャー
アーキテクトの金丸恭文さん
と私たちの提言の思いは「個人が主役」であること。

報告書のタイトルは『日本の将来ビジョン2045ーミトコンドリアとカレーうどん』

「ミトコンドリア」はすべての細胞のネルギーの源で進化を可能にするという
意味の象徴です。「カレーうどん」は、私の発案でしたが、異なる文化の
融合からの創造力の象徴です。タイトルにはしないでくれと委員長にお願い
したのですが。。

July 30, 2013

海外へのオピニオン発信

日本から海外への情報発信が必要だと良く言われます。
ただ、もっと大事なことは海外への「オピニオン」発信だと思っています。

日本人は真面目だけど、いまひとつ何を考えているのかわからない。
これが、海外から日本を見る一般的な感想だと思います。

20世紀のモデルは欧米の西洋オピニオンや思想を発信することに
よって世界の世論を形勢し、日本やその他アジア諸国などを自分
たちの「側」に取り込むことだと思います。それは、その時代に合って
いたモデルで、そのおかげで日本が発展したところも少なくないと
思います。

ただ、21世紀に入ってくると、アルジャジーラなど中東ベースの
放送局が「情報」だけではなく「オピニオン」を世界へ発信するように
なりました。中国や韓国も単なる情報だけではなく、価値観という
オピニオンを海外に積極的に発信するようになりました。

一方、日本は、僕たちのことをわかってくれない世界。。。では、
まったくダメですね。良い形で、日本の良いオピニオンを海外に
発信するプラットフォームの重要性を感じています。

出すからこそ、入るものがある、と思っています。

July 29, 2013

マーケットが野党に

日経CNBCの日経ヴェリタストークのコメンテーターとして出演させて
いただきました。

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今回のテーマは、参議院選挙後の「安倍相場」。 ねじれ国会が解消された
ことは政策のスピーディな決定が期待されるはずなのですが、この4日間で
日経平均は1000円以上、ふたたび下落しています。

理由は簡単だと思います。既に決まっているはずの消費税増税を予定どおり
に実行することに安倍政権がぶれているとマーケットが察しているからです。
安定政権への期待が多い中、決めたことはきちんと実行してほしいという
安定感を求めているからです。

先週、来日中にあった米シンクタンクの研究員は、消費増税が予定通り
実行されないかもしれないという声を色々なところで聞いて、ビックリした
と言っていました。

ねじれ国会が解消されても、いつでも政権交代できる健全な野党は必要
と先週、このブログで書きました
。その野党の役目をマーケットが果たす
かもしれないというお考えをメールでいただきましたが、まさに、そのような
ことになっています。

まァ、長期投資家としては、買い場を与えてくれているので文句はないですが、
成長戦略を「秋に必ずやりますから」という与党から聞こえてくる心強い声が
現実になることを期待したいです。

July 28, 2013

海辺の花火

今日は、新渡戸国際塾の合宿の講師としてお招きをいただきました。
「現代社会における武士道」とか日本人のアイデンティティというテーマ
で色々と30代中心の塾生とお話しすることができました。

自発的にこのような塾に参加される皆さんは好奇心が豊富で意識が
高い方々ばかりですが、やはり、海辺の花火ということになると、
無邪気な素になれる、ということが素晴らしいと感じました!

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July 25, 2013

駐日大使に使命されたケネディさん

やっぱり、今度の駐日米大使がキャロライン・ケネディさんに決まりました。
知名度は抜群で日本社会からは大歓迎されるでしょうけど、日本のことに
ついてはそれほど知らないようなので、きちんと情報をインプットすることが
大切になりそうです。

また、最近、日本では経済界で「女性の活躍」が注目されています。金曜日
には福岡市主催のセミナーで企業における女性の活用について講演しました
し、今日も「なでしこ銘柄」などについて研究している女性研究員と面談しました。

ケネディ大使の就任で、「女性の活躍」への意識が日本では更に高まることに
なるでしょう。

July 24, 2013

研究は費用ではなく、投資

米国は、今後、GDPを計算する際に、研究「費」を長期「投資」として計上する方針が
決まっているようです。
 

また、映画、音楽やアートなどの知的財産への投資も同じ扱いがあるようです。
無形資産を、付加価値がある資産として「見える化」するのは、21世紀の先進国の
大きな流れとなっています。

これは、面白いですね。 米国の場合、この変更の押し上げ効果が$5000億ドル
と推測されています。 米国のGDPはおよそ$15兆ドルですからそういう意味では、
初年には3%ぐらいの押し上げ効果があります。

日本でも同じような方針にしたら、どれほどの押し上げ効果があるのでしょうね?

July 23, 2013

民主主義ではなく、民衆主義

参議院選挙が予想どおり、自民党の圧勝という結果になり、安定した政権で
成長戦略など日本社会が長年必要とされる政策をしっかりと施行することに
私は期待しています。コロコロと首相や大臣が変わるのはこりごりです。

ただ、「ねじれ国会」に関しては、自分は日本の一般世論と異なり、それは
balance of power 勢力均衡という民主主義制度の必要条件と思っています。
今日の日経新聞の『一目均衡』 - ソロス氏の次の一手 で梶原誠編集委員
が同じようなことを指摘していました。

「二大政党が問題の着地点を探ることで機能してきた」

いつでも政権交代が可能な野党が不在な民主主義は、単なる民衆主義
ではないでしょうか。

そのときそのときの社会情勢の感情に流されるのではなく、民に主体性が
健全な民主主義には不可欠だと思います。

July 21, 2013

日経ヴェりタスでコラムを担当します

本日からの日経ヴェりタスで読者カフェ」のコラムを担当することになりました。

担当者と打ち合わせの段階で、しっくりとしたコラムのタイトル案が浮かび
上がらなかったのですが、資本主義を「人間学」の側面から光を当てる
研究会で、この隊タイルがひらめきました。

20130721_ai1


資本主義とはドライな理論的な要素だけで説明できるものではない。。。
人の感情がスイッチになっている。。。

さっそく、家に帰って、担当者にメールで提案したところ、びっくりされた
と思いますが、有難いことに快諾していただけました。 さて、これから
どのような展開になるか。。。ヴェリタスの最後の見開きのページに
月一のペースで登場しますので、どうぞご笑覧ください!

July 20, 2013

【お知らせ!】第5回コモンズ社会起業家フォーラム

今年も素晴らしいスピーカーのラインアップに恵まれて楽しみです!

第5回コモンズ社会起業家フォーラム!

日時: 2013年10月05日(土)14:30~17:00  (開場14:00)
場所: 千代田区立日比谷図書文化館 (去年と同じです)
懇親会: 17:00から館内で。 合わせてご参加ください!
        << お 申 込 み >>

2013socent

【スピーカーラインナップ】
今井 紀明   特定非営利活動法人D×P(ディーピー) 共同代表
岩佐 大輝   株式会社GRA 代表取締役
川口 加奈   NPO 法人Homedoor  理事長
白木 夏子   株式会社HASUNA  代表取締役
白石 智哉   一般社団法人ソーシャル・インベストメント・パートナーズ 代表理事
慎 泰俊    NPO法人Living in Peace 理事長
林 恵子    NPO法人ブリッジ・フォースマイル 代表
福井 由美子 株式会社プラスリジョン 代表取締役
藤沢 烈    RCF復興支援チーム 代表
森山 誉恵   NPO法人3keys 代表理事
安田 祐輔   NPO法人キズキ 理事長
そして、私。。。。

July 19, 2013

女性の活躍で未来を拓く

今日は、福岡市人権開発センター主催の研修会の基調講演で
「女性の活躍で未来を拓く!」というテーマでお話しさせて
いただきました。

年間、色々なところでお話しをさせて頂いていますが、「女性」
というテーマで講演したのは、今回で初めて。 新たな分野への
チャレンジでした。

従業員が100名以下の中小企業の経営者向けの研修会だった
ようで、中小企業の経営者という意味では同じです。また、小学
二年から大学卒業までアメリカで育ったので、「人権」、つまり、
人種・男女問わず、自由に平等に可能性を追求できる社会という
想いは強いかもしれません。

とりまとめない内容になったと思いますが、伝えたかったメッセージは、

・未来は過去から一直線につながるものでははい。過去がそうだった
から、未来そのまま続くことはない。

・「ウチ」に留まるのではなく、枠を超えてソトから多様な視点を持つ
ことが未来を拓く礎となる。だから、ジェンダーを含む、ダイバシティー
が重要。

・女性の管理職や役員などの登用の国際比較では日本は明らかに
劣っている。ただ、傾向としては改善しているので、時代の主役世代
が交代することによって、さらなる意識向上が期待できる。


など、でした。 

かなり大きな会場だったので、来場された皆さんの感触がつかめ
なかったのですが、少々ご参考になったようであれば幸いです。

July 17, 2013

法人税の実質税率

日本の法人税の高いので減税すべきという考えが経済界では一般的です。
確かに、他国と比べて高いのですが、税率を下げた結果、法人の現金保有
が更に高まることでは意味がないと思います。

重要なのは、税率負担が減った分が経済社会に循環することです。だから、
未来への設備投資の関連控除などは工夫の余地があるのではないでしょうか。
また、配当金を税引き後ではなく、税引き前にすれば、企業が内部留保を
株主に還元するインセンティブになると思います。

自分は税の専門家ではないですが、重要なのは法人税率そのものではなく、
実質税率ではないでしょうか。

July 16, 2013

持続的成長へのインセンティブ

今朝、「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい
関係構築~」という経済産業省のプロジェクト
の委員として参加しました。
座長は、一橋大学の伊藤邦雄先生。比較的な小規模の集まりだと思って
いましたが、大きな円卓会議室に企業IR関係者、運用会社の代表がいっぱい
集まっていました。

時代の良い流れを感じます。議論の内容などは非公開扱いということですが、
いずれ、報告書が発表されると思います。

企業の持続的成長を支える長期投資に関心ある投資家であり、また、最終消費者
である個人は、企業に取って極めて重要なステークホルダーです。問題は、多く
の個人層が未来へのストックづくりは、自分で行動しなければならないことに
気づいていないこと。このインセンティブづくりが、持続的成長のカギだと
思っています。

July 15, 2013

未来を一緒に育む企業と個人投資家

今日は、テレビ東京のBSジャパンの「日経プラス10」のゲストとして
出演して、コモンズのことについてたっぷりとお話しさせていただく機会を
いただきました。光栄です!

20130715_tv_toyo

「30年後の未来へ~企業を育てる投資術」という、やや刺激的な
タイトルはディレクター案でしたが、お伝えしたかったメッセージは

・30年後の未来を「当てる」ことは誰にもできない。

・ただ、30年後の未来は、社会の一人ひとりの行動によって形成される。

・企業の持続的価値創造を支える投資家・最終消費者である個人と共に
 一緒に未来を育むことに取り組む金融ベンチャーがコモンズである、

ということでした。


そして、経営者にお願いしたいことは、なるべく多様な価値観の視点を
(社外取締役や女性役員・管理職の登用、そして、株式との対話を
通じて)経営に取り込み、判断材料が全てそろってなくても、企業の未来
のために的確に「決断」することです。

そういう意味では投資の「術」ではなく、投資の「想い」です。

July 14, 2013

生姜丸しぼり

和歌山のご縁の関係をきっかけに存在を初めて知った「生姜丸しぼり」の
ジンジャーエール。 シャープで、美味しいです!
20130714_ginger_ale
先日、わざわざご丁寧にお心遣いをお送りくださいました。
ジンジャーエールというジャンルではちょっと割高と感じるかもしれませんが、
毎日ビールを飲むより全然安い!

アマゾンでも購入できます!

July 13, 2013

第5回コモンズSEEDCapの受賞者が決定!

7月10日に、第5回コモンズSEEDCapの選考委員会を実施しました。
コモンズSEEDCapとはコモンズ30ファンドの信託報酬から生じる
コモンズ投信の収益のおよそ1%を精鋭な社会起業家を応援する
支援プログラムです。

今回の選考委員会は、外部・内部委員で構成しました。
・ 日本国際交流センター 理事 伊藤聡子さん
・ 日本財団 CSR企画推進チーム 森啓子さん
・ (非公開委員)さん
・  コモンズ投信 SEEDCap担当 馬越裕子
・  コモンズ投信 社長 伊井哲朗
・  コモンズ投信 会長 渋澤健

コモンズの「お仲間」(投資してくださる受益者)に下記の三名の
最終候補からひとつの推薦をお願いし、選考委員会の討議に参考
させていただきました。

皆様からもご指摘いただきましたが、今回の最終候補の三名は、
それぞれ異なる分野でのご活躍されていて、これからますますの
ご発展が期待されている方々です。そういう意味で、差をつける
ことは本当に難しかったです。

審議の結果、選考委員会では割れたのですが、コモンズのお仲間
の皆様、およびコモンズのスタッフという重要なステークホルダーの
応援が決め手となり、マドレボニータの吉岡マコさんに決定しました!

20130713_madrebonita

10月5日(土)の午後に東京の日比谷公園図書館で開催する
第5回コモンズ社会起業家フォーラムで表彰式をいたしますので
ご都合がよろしい方々は、是非、ご来場ください!

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NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんからのお返事】

おはようございます。
わわわ!ありがとうございます!
本当に光栄です。

10月5日もあけておきますね。
ラップも新作を考えます(笑)

まずはお礼まで。
みなさまによろしくお伝えください。
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一方、残念ながら、落選したお二人からも心が温まるメッセージを
いただきました。

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コミュニティ・ユース・バンク momo 代表理事木村真樹さんからのお返事】

さっそく、ご丁寧に、ありがとうございます!

実は、今日が選考委員会であることは、
(非公開委員)さんに先日伺ってました(笑)

こうしたプロセスを通して、ゆっくりとですが確実に、
自分たちの歩みが少しずつ力強くなっているのを実感します。

いつも気にかけていただき、感謝しています。
今後とも、ご指導いただけますと幸いです。

またご一緒できることを楽しみにしています!
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木村さんの選考委員会の評価は、金融業界での新しい取り組み
という「メッセージ性はコモンズと波長が合う」、「活動内容の説明が
わかりやすい」、「運営プロセスがしっかりしている」など高い評価が
ありました。

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コペルニク共同創設者/CEO中村俊裕さんからのお返事】

こんにちは! いつもお世話になっております!

さて、選考結果のお知らせ、ありがとうございます。審査員に私の大学の
同級生、森啓子がいますね(笑)。

結果は残念ですが、非常に励まされる皆様の言葉をいただき、元気づけ
られています。これからも、色々な活動でご一緒出来ればと思っております。

引き続きよろしくお願いします!!
----------------------------------------------------

中村さんについて選考委員会では、新しい開発援助のお取り組みには
高い評価があがり、また、日本人にグロバールな「我が事」観を養うのには
重要なご活動をされているという指摘もありました。


このような素晴らしい方々とお付き合いできることは本当にうれしいです。
コモンズ30ファンドに長期投資を託してくださる皆様のご協力によって、
SEEDCapが可能となっております。この場をお借りして心より御礼を申し
上げます!!

July 12, 2013

コモンズの夏休みの子ども向けセミナー!

この夏は、コモンズは、いくつかの子ども向けプログラムのコラボレーションを
実施します。 

放課後アフタースクールとのコラボはまちづくりを企画!
「もし、あなたが市長だったら。。。」

また、コペルニクとのコラボは、なんと、軽井沢で!


ご都合がよろしければ、ぜひ、ご参加ください!

July 11, 2013

我がコト感

時代潮流の変化を感じる。何かが始まろうとしている。

これは、私たち一人ひとりが日常の生活の肌感覚で
感じることではないでしょうか。

未来は予測することができますが、当てることはできません。

ただ、人間社会における一人ひとりの日々の意識と行動が
積み重なることによって未来が形成されます。

今のコト。未来のコト。社会のコト。世界のコト。

私たち一人ひとりの我がコト感によって、未来を変えることが
できるのではないでしょうか。このような想いが寄り集まれば、
時代変革を支える共感資本が誕生します。

July 07, 2013

東証+YOU@青森

今日は、東証+YOU応援全国キャラバンの講師として青森に訪れました。
去年の夏休みは青森で過ごしましたが、投資セミナーの講師としては
初めてでした。 日曜日の午前中だし、あんまり人が集まってくれない
のでは、と、ちょっと心配していましたが、結局会場は満員御礼。東証の
担当者によると、昨日の岩手のセミナーも同じだったようです。

去年、東証+YOUを始めたときと比べると、あきらかに、何かが変わっている。
心強いです。

20130707_aomori_1
 
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会場も、すてきな場所でした。ねぶたの家 ワ・ラッセ
迫力あります。

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20130707_aomori_3a
また、港には函館連絡船として
使われていた八甲田丸
が見物
できるようになっています。

隣接している青森駅からかつては
線路が直接、船の内へとつながって
いることがわかります。

船内では、列車が展示されて
いましたが、外からの想像を
越える大きいスペースでした。

ちょっと昔までの、この地域の
素朴な、そして、ハードな生活が
伺える空間が船内にありました。

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そして、天気が良かった(かなり、暑い!)ので、港の施設の
ASPAMの展望台にのぼり、青森湾の景色を楽しみました。
きれいな、広い海を見ると、やっぱり気持ちが和みますね。

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July 06, 2013

再建に必要なトップ・ミドルという線

昨夜は、友人の堀内勉さんのご依頼で多摩大学大学院で講義しました。
小規模なMBAの授業でしたが、結構、贅沢。私とご一緒したのは経営
共創基盤(IGPI)代表取締役CEOの冨山和彦さんという精鋭。今年度は
経済同友会の副代表幹事にも就任されました。

お題は、「資本主義について」。富山さんのエッジが効いた鋭い話の後、
私のフワ~とした話しになる進行に心配しましたが、結構、シンクロして
いたと感じました。

例えば、日本型のガバナンスは株主というエクイティホルダーだけではなく、
銀行というデットホルダーやその他、企業のステークホルダーも重視して
いるし、また、長期的なスタンスが必要というお考えは自分と同じです。

授業の後の二次会では、多くの企業再建に関わったプロの知見を色々と
お伺いすることができて、私も勉強になりました。特に面白いなと思った
のは、トップだけ変えてトップダウンでは再生が不可能。それが、ミドル
である部長クラスが担い手になった国鉄民営化と、トップだけが変わった
郵政民営化の違いであると。「トップ・ミドルという線が通ってないと、
トップはKYな人物として相手にされず、組織は変わらない」というご指摘
は、その通りかもしれないと感じました。

いや~、頭が良い人だな。 関心。

July 04, 2013

夢にかけて、つくる人間社会

20130704_chichi
長年、愛読している『致知』の8月号
これも、また長年お世話になっている
アフラック創業者の大竹美喜さん
三浦雄一郎さんの対談が載って
いました。

心に残ったところをいくつか紹介しますと。。。

三浦: 要するに人間が夢を見て、これを
    どんなことがあっても諦めない。
    人間はそれぞれのが自分の夢に
    懸けて、この人間社会をつくって
    きたわけですよね。

    結果とすれば頂上に着きましたが、
    そのプロセスが一番大きな宝物
    だったのかなと。 ただし、これは
    当然一人ではできません。

(これは、何年か前に大竹さんが私に
おしゃったことと連想しました。同じことを 反対側から言っていると思うので。。。
「一人では何事もできません。ただ、 物事は一人から始まるんです。」)
     
大竹: それほど困難な挑戦を幾度も成功に導いている理由はなんでしょう。

三浦: やっぱり、想像力じゃないですかね。
     それらの経験を生かしながら、自分の想像力を計画の中に盛り込み、
     成功の方程式をつくってきたということでしょうか。

三浦: すべての希望がなくなり、誰も復活できないような漆黒な闇から這い
     上がることは、エベレストの登頂よりも尊い

大竹: 結局心の中にある壁を崩してくれる人はどこにもいないんですよね。
     自分 自分の壁を打ち破るしかない。

三浦: またリーダーが暗ければ隊全体の士気が下がりますから、リーダーは
     いかなる時も上機嫌で希望の旗印を掲げていなければならない。そして
     その根本には、こうすればできるんだ、やればできるんだという絶対的に
     ポジティブは考え方を持つことが不可欠です。 ネガティブは要素は無限
     にあるわけですから。

う~ん、、、耳が痛いですが、家庭の場面でも、仕事の場面でも、その通り、、ですね。
この対談を読んだおかげで、気が晴れました。

July 03, 2013

世界初! Wikipediaとリンクさせた電子書籍

これは、Wikipediaとリンクした世界初の電子書籍(らしい)です!

20130703_keizo_ebook_2

カーソルを右左端の図に当てると、本文の箇所を表示してくれます。
また、色が付いているところに合わせてクリックするとWikipediaの
ページが自動的に上がってきます。

渋沢敬三記念事業実行委員会が、公益財団法人渋沢栄一記念財団
および国立情報学研究所連想情報学研究開発センターと協力して開設
した「渋沢敬三アーカイブ」というサイトです。

「渋沢敬三の著作を読む」
→第一巻の「著作詳細を読む」
→「表示設定」
→「サイドノート表示」をオンにしてみてください。

20130703_keizo_ebook_1

渋沢敬三とは渋沢栄一の直系(長男の長男)の孫で、私の祖父の長兄です。
日銀総裁や大蔵大臣を務めましたが、どちらかというと民俗学などに関心が
あった学者肌でした。 こんなものが出来ていると知ったら、喜ぶだろうなァ~

July 02, 2013

これからの資本主義を考える二つの本

私が協力させていただいた二つの書籍が、たまたまのタイミングですが、同時に
今週から販売されます! 両方とも、「これからの資本主義」を考える内容です。

20130702_eiichi_3

一つ目は、
渋沢栄一『論語と算盤』と現代の経営
守屋 淳 (著), 渋沢栄一記念財団 (監修)

経営者など識者がそれぞれのご経験、ご実績から、いろんな側面で渋沢栄一の
「論語と算盤」に光を当てた良書です。

守屋さん、一橋大学の田中和弘先生との鼎談で登場します。

20130702_capitalism_2

二つ目は、
新・資本主義宣言 (7つの未来設計図)
水野 和夫 (著, 編集), 古川 元久 (著, 編集)

これは、古川元久代議士が国家戦略室大臣のときに呼びかけてくださった
「新しい成長と資本主義を考える研究会」で、それぞれの分野の専門家の
視点から考える、これからの資本主義のあるべき姿の発表をまとめた本です。

どうぞ、ご照覧ください!

July 01, 2013

2013の夏休みにこどもたちが描く未来 

「30年後のあなたの姿」、「30年後の世の中」を描いてくださいとお願いすると、
ほとんどの大人たちが「そんな先のこと、わかるわけないじゃないですか」と
呆れた顔で答えます。

だったら、大人に聞くのはやめて、子ども達に聞いてみよう。

コモンズが2009年の夏休みから毎年実施している「こどもたちが描く未来」の
夏休み絵画コンクールを今年も実施します。

こちらが、 << 募 集 要 項 >> になります。

たくさん、すてきな未来を描いてください!

去年は、このような未来をくださいました。

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