ブラック企業について思うこと
「ブラック企業」という言葉が、この1年ぐらいでしょうか、よく耳にするように
なりました。 最初、聞いたときに、何か犯罪を起こしている会社と思い
ましたが、そうでなく、その会社で働いている従業員を労働搾取している
ということが定義のようです。
労働錯書は、確かに「悪」であり、決して許されるべき行為ではありません。
ただ、「ブラック企業大賞」というような不名誉なラッテルを一方的に貼られて、
それが、SNSを通じて拡散されることも許されるべきではないと思います。
確かに、煙があるところに火(「非」?)があります。また、その非を放置すべき
ではない。しかし、そのような非があるから、全ての企業が「ブラック」になるか
というと、そんなことは決してない。
ある企業が「ブラック」と判断を下すメンバーが、その企業の役職員やその他
ステークホルダーの何名と面会して実際に話をしているのか。その企業が
「ブラック」ということを拡散する人たちにも同じことを聞きたい。
白いキャンバスに、黒点があれば、「ホワイト」と言い切ることは正確ではない
のかもしれません。しかし、「ブラック」ということは、あきらかに間違っている。
企業が、そのブラックスポットを見えないふりをするのであれば、それは
問題です。ただ、その黒点しか見えないことも問題ではないでしょうか。