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August 26, 2013

ストックを築ける時間軸の問題

少子高齢化社会という課題を抱えながら、持続的成長を目指すことが日韓両国が
共通している難しい問題です。しかし、日本の場合は60歳以上が家計金融資産の
総額の約60%を保有していますが、韓国の場合は、高齢者には金融資産が乏しい
という大きな違いがあるということを日韓フォーラムに参加したことで教えてもらい
ました。

日本は、これから社会福祉制度と財政赤字の問題を(お年寄りの有権者が多い)
民主主義で解決しなければならないとい難しい問題に直面しますが、韓国の場合は
高齢者層のストックが少ないということは、さらに深刻な問題になりそうです。

そういう意味では、日本の場合はストックから生じる余裕があるので、なかなか
難しい意思決定に至らないというマイナスの面がある一方、余裕がない場合、
厳しい局面を迎えますが、変化が速いという側面もあるでしょう。

50年以上の時間をかけて築いたストックを持っている日本はそういう意味では
特殊なアジアの国なのかもしれません。韓国の民主主義は20年ぐらい、そして、
本格的な経済成長が90年代末のアジア金融危機以降であると考えると、国民的
ストックを築く時間がなかったと言えるのかもしれません。

経済途上国のピッチが速い発展は、目指すべき政策目標であるということが
一般的であるかもしれませんが、早く成長したので高齢者層がストックを築ける
時間がないということは、もうちょっと深掘りが必要な社会的課題ですね。

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