初めての日本
今週は、JCIEが40年前から米国のACPYLと共催しているプログラムで
来日している6名の若手(40歳以下)政治リーダーの東京プログラムに
付き添っています。別々の州から集まり、先週、ワシントンで初対面に
なったという彼らの共通点は、全員が初めての日本であること。そして、
全員がイラクなどに派遣されている元軍人であることです。
好奇心が豊富で前向きな彼らに、日本のことを様々な側面から知って
もらう活動には喜びを感じます。このプログラムの特徴は東京(日本の
視察団の渡米の場合はワシントンDC)を視察するだけにで日本[アメリカ)
のことを知ってもらうだけではなく、地方も視察ということであり、今回の
彼らはこの後は熊本そして神奈川へと回ります。
彼のように戦線で義務を果たした後に州議会、州政府、あるいは民間
で働いているような若手の経験者は、ほとんどいないので、そういう
意味でざっくばらんに話できることは貴重な機会だと感じました。気さく
で根が明るい彼らですが、「実際に紛争地域の体験がない政治リーダー
達が軍を指揮するのは、ちょっと気になるのよね」という元海軍の女性
の発言に信憑性を感じました。
彼らも今まで見たことない国である日本の視察で色々と感化されている
ようです。戦災による焼け野原状態になっていた東京が、たった60年後
に、このような風景になっていることについて、彼らは「Amazing !」と
絶句していました。