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November 30, 2013

INTEGRITYについて

私はINTEGIRTYという言葉が好きです。

しっくりする日本語の訳がないと思っていますが、
「言ったことを、きちんとやること」
あるいは
「言わなれなくても、きちんとやること」
だと思います。

できないことを「できない」とはっきり言うことも
INTEGRITYの一環だと思ってます。

また、INTEGRITYがある人は、
相手がいないところで、その人の悪口を言ったり、
ましてや、相手をおどすようなことしません。

INTEGRITYとは形式のことではなく、真意、誠意のことです。
だから、自分は好きな言葉です。
この人間社会おいては稀少資源ですから。

November 26, 2013

さらば、パリ

今日はパリ日本文化会館で在パリ日本人向けのシンポ、ジウムで渋沢栄一を通じて
「資本主義の仕組みと倫理」について考えました。

栄一が初めて西洋社会の都会に触れたのが、この街。150年ぐらい前でした。
そのときに、「資本主義」という仕組みによって国を発展させるという仕組みに
気づきました。

現在、自分が思う資本主義の「仕組み」には、同じ目線の共感によって、ちらばった
個々の資金が未来を拓く資本があります。また、資本主義には、今から未来へと
いう時間軸という意識が不可欠だと思っています。

過去は変えられなく、未来も訪れていないので「見えない」です。ただ、未来の
コースは今の行動の重なり具合によって変わるものです。だから、時間軸の意識を
持つことが大切なのではないでしょうか。

ということを、お話しました。

さらば、パリ。 次回に訪れるときまで。

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November 25, 2013

倫理的資本主義シンポジウム@OECD

はじめてOECD本部に入る機会をいただきました。
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戦後から冷戦を背景に設立された国際機関ですが、イメージしていたよりモダンな
建物でした。5年ぐらい前に建てられたようです。ちょうど、リーマンショックの前ですね。。。

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本部の会場をお借りして、渋沢栄一記念財団が開催するPioneering Ethical Capitalism
倫理的資本主義の国際シンポジウム
で講演して"Rongo and Soroban"の現代的
意義は持続性、Sustainabilityであると提案させていただきました。論語と算盤の最も
重要な言葉は「と」ANDだと思います。論語「か」算盤ではなく、車の両輪のように両方と
未来へ前身するために不可欠であるという考えです。

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一日のディスカッションで印象になったとはメージャメント(測定)というテーマです。
これは、倫理的な行動のインパクトが経済的に(企業業績、株価など)で測定
できるかという側面に限りません。企業の財務的価値だけではなく非財務的価値の
情報開示への関心の高まり、あるいは、日本など先進国が途上国の発展を支える
国際保健(グローバルヘルス)への取り組みへ拠出するために必要な条件など、
現在の世の中の様々の分野を超えて共通する重要な課題である、ということが確認
できました。

全てを測ることができません。ただ、測れないから大事でないということでもありません。
正しい答えはわかりませんが、正しく問いかけ続けることは重要ですね。

November 24, 2013

アルベール・カーン博物館庭園

渋沢栄一の同世代で交友があったアルベール・カーンというフランスの大富豪は、
慈善家として有名であり、特に、写真家を世界に派遣して当時の生活の風景を
納めています。日本の明治時代のカラー写真など貴重な記録をたくさん残しました。
栄一の(恐らく)唯一のカラー写真も撮っています。

ところが、晩年には事業に失敗して、破産。無一文になったとようです。ただ、
差し押さえられた豪邸の不動産が(どこかの国のように、分割されて売り出される
ことなく、公園になり、現在ではアルベール・カーン博物館となっています。

「ここは京都?」と錯覚を起こしてしまう見事な日本庭園も当時から保存してあります。

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明日はOECD本部の会場で渋沢栄一記念財団が開催するEthical Capitalism
倫理的資本主義の国際シンポジウムで講演しますが、今日の日曜日は午前3時
にパリ到着で、久しぶりに一日をゆっくりと過ごすことができました。 

November 23, 2013

「枠」にはまるな

私の講演ネタの定番に「枠」のウチ側とソト側の視点の話があります。
自分は「ナナメ」な視点ですから(笑)。

そういう意味で、今日のHONDAの新聞広告は良かったなぁ。
この会社のDNA,好きです。

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November 16, 2013

修養について

今日は、「論語と算盤」経営塾のダブルヘッダーで、【理想と迷信】と【人格と修養】に
ついて塾生の皆さんと議論を交わしました。

【迷信】の定義に「道徳と反すること」がありますが、そういう意味で【理想】のための
道徳とは何かという話になりました。また、人格のためには修養で身を磨く必要が
あり、道徳観を養うという道筋が見えてきます。

儒教の五徳は信、仁、知、礼と義になります。

その「信」ですが、
「信用」「信頼」は他人からの評価ですが、
「信念」は、自分自身から生じるもの
という指摘がありました。

では、自分には「信念」があっても、他から「信用」「信頼」されない場合はどうするか。

「知」らせる必要があります。
自分のためだけではなく「義」という他のために行動しているということを。
また、互いへの「礼」というリスペクトが必要です。
そして、rong>「仁」という思いやりが不可欠です。

と、言っても簡単ではない。
だから、修養が必要なんですね。
人格を磨く修養には、「摩擦」も必要です。

November 14, 2013

コモンズ第5回社会起業家フォーラムVOICE

10月5日に開催したコモンズ第五回社会起業家フォーラムにご参加くださった
皆様のVOICE(ご感想)です! 

また、当日のスピーカーのお話は、こちらのサイトからアクセスできますので、
どうぞお楽しみください。
http://www.commons30.jp/seed/entree

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November 11, 2013

日ASEAN関係について考える

JCIECSISインドネシアが2年間にわたって実施する共同研究、日本・ASEAN
戦略的パートナーシップに関する知的対話
の初年成果の発表会を行いました。
国会議員の朝食会、専門家のラウンドテーブル、公開の「日ASEAN友好協力
40周年記念シンポジウム~2015年以降の日ASEAN関係~民主主義・平和・
繁栄を目指して
」など盛り沢山の一日になりました。

パートナシップを経済、政治・安全保障、社会・文化という分科会で研究が勧め
られましたが、今日の様々な会合で共通する軸は「人間中心」というキーワード
でした。そういう意味で、昨日、史上最大級の台風がフィリピンを直撃し、報道に
よると1万人ぐらいの方々が亡くなったようですが、自然災害の救済支援の
関係をしっかりと築くことも重要です。

また、「歴史問題」について、ASEANは「過去のことより、未来」という前向きな
姿勢で日本と接してくれる知識人が少なくなく、日本にもっと自信を持ってほしい
という励ましもありました。

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公開シンポジウムにおいて前ASEAN事務局長のスリン・ピッツワンさんの基調
講演のしめくくりで、岡倉天心が1906年に英語で出版した「Book of Tea」を引用され、
我々が求めるべきは物質的成長だけではなく精神的・文化的成長により生活の質を
向上すべきというメッセージでした。 まさに日本のソフトパワーへの敬称で、とても
ありがたいです。

November 08, 2013

東アジアのイノベーションを共に築く

今日のソウルは晴天に恵まれました。早朝は零下ぐらいなので、
東京と比べてかなり寒いですが、日中は快適な天気でした。

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これは、圜丘壇。祭天の儀式が行われた史跡ですが、日清戦争の後の
下関条約で朝鮮は中国からの独立が認められ、1897年に朝鮮国王は
独自に祭天を行うこととなりましたが、1910年の韓国併合により日本の
統治下に置かれ、祭天儀式は行われなくなったようで、現在は米系ホテル
の敷地内にあるので、韓国人にとっては微妙な感情的な存在のようです。

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ただ、近代的な建物に囲まれている谷間で、存在感があるところですね。

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年二回に開催する日韓ニュー・リーダーズ・フォーラムというインフォーマルな
グループですが、今回はソウルで集まりました。ゲスト・スピーカーの政治学者
から見ると、やはり、日本の「右傾化」が気になるようです。また、歴史認識の
話になりますと、互いの視点をリうしスペクトすべきということを理解しながらも、
解がなく、あまり進歩を感じることができない議論です。

ただ、夕食会では、 経済マーケット、知的財源、人口、そして、お金もある
東アジアの人々が、このような国家間の垣根を越えて、イノベーションとを共に
築くべきという提案をした韓国人役人の提案には強く同感。本当にそのとおり
だと思います。

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November 07, 2013

持続的な体制や組織

アメリカの政治学者のフランシス・フクヤマ氏を囲む昼食会に誘われました。
(なぜ、自分にお声掛けがあったのか不思議。。。他の出席者は、ホスト以外、
ほぼ全員が政治学者の方々でした。。。)

フクヤマ氏の代表作は『歴史の終り』は、人間社会の様々な政治体制の中で
民主主義と自由主義が最終的に勝利するという内容ですが、出版された92年は
米大統領のジョージH.W.ブッシュとロシア連邦の初代大統領のボリス・エリツィン
が正式に「冷戦」が終ったと合意した年でありました。また、中国の台頭も目立って
いませんでした。このような時代背景があったのでしょう。

ただ、その時代背景も変わり、民主主義と自由主義が様々な側面から問われるように
なりました。民主主義と自由主義の再検証という意味も含まれていると思いますが、
直近の著作はThe Origins of Political Order (「政治の起源」の上巻が日本でも
出版
)です。

お話しの中で、現在の民主主義の課題は"decay of the institution"だ、指摘されました。
decayは「衰退」ですが、政治学者が言うinstitututionは「組織」という意味にかぎられず、
「体制」も含みます。

その衰退の理由についてお聞きしたところ、
・環境が変わっても変革することができない
・インサイダーだけが支配している
とお答えいただきました。

これは、「体制」だけではなく、「組織」にも言えることだなと感じました。
つまり、インサイダーだけが支配しているようでは変革が起こらず、変革が起こらなければ
衰退するということを示しています。新陳代謝を高めるということが、持続的な体制や組織
として不可欠であるということですね。

November 05, 2013

金融教育の有志の会

東京都立高等学校教員の有志で形成する金融教育について考える会の
顧問としてお手伝いすることになり、今日が初会合。夕方から勉強会で
講師を務め、その後はオフィスを懇親会の場として提供し、楽しい、有意義な
時間を過ごすことできました。

若手が中心の精鋭で「初任」の先生が多かったのですが、民間の社会人として
経験を積んでから教師へと転身された方々がほとんどだったです。教育の現場
での変化を感じました。

そういう意味では5年ぐらい経ったとき、日本の教育はかなり変化している可能性
があります。いままでの教育の「常識」が身に沁みこんでいる教員たちで、ある
意味、既得権益がある抵抗勢力が退任年齢になるからです。

そのときのために、現在、教育の現場に吹き込まれている新しい風を応援したい
ですね。定期的に集まる会になる方向性もできたので、これから先生たちと
金融教育のあるべき姿について考えることを楽しみにしています。

November 04, 2013

ゼロから考えて、思ったこと

時々ですが、ふと手にした本で、読み始めると一気に最後まで読んでしまう
本があります。

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ゼロ
なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江 貴文 (著)

.
実に、面白かったです。

前科者の書いた本など、と眉をひそめる
方々も少なくないでしょうが、それでは
まさにホリエモンが主張する「思考停止」
になってしまうと思います。

私がホリエモンと最初で最後に会ったのは
2004年。まさに「エッジ」が立った人で衝撃
的でした。そのときの会話などで気づいた
ことを、速攻に実行してしまうのではないか
という意気込みに感心しました。

ただ、一緒に働くのは大変かも、と感じ
ました。(笑) 
..

逮捕されて有罪になったということで、本人に過ちがあったことは確かであり、
美化されるべきではありません。ただ、釈放後のホリエモンは、何かを成し
遂げるのではないかと勝手に想像していました。そういう意味で「ゼロ」に
なった本人が何を考えているのかについて関心を持ちました。

「自由」、「お金」、「信用」、「働くこと」。ゼロから再出発するホリエモンの
考えは、自分の考えとシンクロすることが多かったです。

ただ、それは「想定内」でした。ある意味で純粋である自由人でホリエモンは
私たち,、それぞれの心の中に宿っているのだと思います。

November 01, 2013

QE4ever ?

ちょっと、最近の米国市場の動向のまったり感が気になります。
「冷静」という解釈もできるかもしれませんが、ある意味で、市場が
虜になっている感じがします。

2008年11月から2010年6月まで続いた量的緩和のQE1に続いて、
2010年11月から2011年6月まで続いたQE2,そして、2012年12月
から現在まで続いているQE3。。。

来春にハト派と言われるイエレン連邦銀行総裁が就任しますが、
米国の予算不成立や債務上限引き上げの問題などが景気へに
どのような影響を与えているかが不透明のなか、出口戦略は当面
なさそうです。

ある意味で雇用統計のほど良い悪化と不況が市場の安心感に
つながるという妙な現象が起こっています。金融政策の出口戦略が
ないのであれば、それは、QE4ever(永遠)という状態が市場の
安定の前提になっています。

このような奇妙な状態が持続できるか、その答えは誰もわかりません。

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