POWER OF ONE~ひとりのチカラ、世界の命
2014世界マラリアデーイベント『ひとりのチカラ、世界の命 POWER OF ONE』に
出席しました。会場は満員で、若い現役世代の男女で賑わっていましたが、
これこそが、21世紀型の「国際交流」であると実感し、心強く感じました。
日本人が「マラリア」と聞くと遠い国のこと、あるいは日本の遠い過去のこと
と思うのが一般的でしょう。でも、現在でも海外から帰国した人が感染した
例が年間100件以上あるようで、マラリアの診療に経験のある医療関係者が
日本国内には少ないため、診断、治療の遅れから重症化するようです。
今も、世界では毎年2億人以上がマラリアにかかり、毎年60万人以上が命を
落としているようです。アフリカではマラリアによる経済損失は1兆2000億円
といわれます。その多くが、大人と比べると免疫力が弱い5歳以下の児童です。
世界の持続的成長にはマラリア感染を制圧するのが極めて重要です。
東アフリカのルオ族の伝統楽器 "ニャティティ"の世界初の女性演奏家の日本人
アニャンゴの歌声も楽しむことができました。演奏される音楽と同様、すごく明るい方で、
生きているというエネルギーを感じます。
ただ、二年間、ケニアで滞在の修行中には、何回もマラリアにかかって苦しい
体験をされたようなので、このようなイベントで音楽を通じてメッセージ発信にも
積極的のようです。
もちろん、アニャンゴさんだけではなく、会場にかけつけた多くの方々がそれぞれの
立場でメッセージを発進しています。
ひとりのチカラ~POWER OF ONE
世界の命のために。