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April 30, 2014

「足し算・引き算」を卒業して「掛け算」の税制度を

このような動きは、日本社会の活性化の弊害となり、成長戦略に反する
最悪な傾向です。

公益法人に課税強化論 政府内で浮上、軽減税率など見直し

「成長」という重要要素が欠けている「足し算・引き算」という旧来の思想から
打破できない税制度では財政健全性にもつながりません。「掛け算」という
成長のメンタリティでパイを大きくして税収入を増やすべきです。

記事によると、「資産運用益への課税も議論する。」これは、「利益を公益に
つかう」ことが大義であると民間企業が中心に反発が強いと報道されて
いますが、少なくとも私はこのような「強い反発」を「民間企業」から感じた
ことは全くありません。

米国の税制度の場合、例えばprivate foundation(民間財団)が非営利
活動して認められるには、運用資産の5%を寄付助成金として活用する
必要
があります。つまり、運用リターンが5%以下であれば運用資金が
目減りますが、5%以上のリターンであれば逆に運用資金が増えて、
翌年の寄付助成金も増えるという「掛け算」の発想です。

5%のベンチマークを持つ長期資金を資本市場に供給するということに
なり、これらがアメリカのベンチャーキャピタルや再生ファンドへの
リスク・キャピタルの財源となります。新事業が立ち上がり、旧事業が
再生されれば雇用が増え、結果的に税収入も増えます。これも
成長という「掛け算」になります。

また、記事では「公益法人の一部では脱税などの不祥事が相次ぎ、税制
優遇への国民の視線は厳しい」ことを問題視しています。「一部」の不祥事
なのに、「全体」を罰することに賛同することが全く解せません。「一部」の
不祥事えあれば、「一部」を徹底的に罰するべきです。

「課税強化はこうした公益法人への優遇批判を和らげる効果も見込める」
という記事のしめくくり。まるで、応援しているような書きぶりです。
日本経済を掲げる報道紙が、「結果平等」・「政府主導主義」の旗を振って
いるように読めてしまうことが、極めて残念です。

April 29, 2014

世界から注目されている日本の女性の活躍

米国のCarnegie Council for Ethics in International Affairsの企画、
Impact: Where Business and Ethics Meetというポッドキャストの
インタビューを受けました。テーマは日本における女性の活躍。

自分にとって発見だったことは、安倍内閣が経済界へ要請している
女性の活躍推進は、外国から「他国では例がない措置」として、
思っていたより注目度が高く、期待が高いということです。

「指導的地位に占める女性の割合を2020年までに30%程度」
という目標について、財界ではハードルの高さが課題であるという
声は聞こえてきますが、反対するというような空気ではありません。

この、かなりアグレッシブな目標について、どう思うかという質問に
対して、私は、2020年からの日本社会の大変革に期待している
と答えました。この大変革とは社会の主役が「団塊の世代」から
「団塊ジュニア」へ世代交代することです。

高度成長時代を体験し「効率性」のため画一化のマインドセットの
傾向がある団塊の世代。一方、低成長時代しか知らなく、持続的
成長をもとめ、女性の活躍やワーク・ライフ・バランスなど「多様性」に
抵抗が少ない団塊ジュニア。 この世代交代が背景にあるので、
日本社会において女性のますますの活躍は自然な流れであると
思ってます。

April 28, 2014

空想通貨の価値と信用

日経CNBCのヴェリタストークのコメンテーターとして登板させていただいて
いますが、今回は3月から就任された今川編集長と初めてご一緒しました。

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月曜日の収録・放送で、何についてコメントしなければならないことが
わかるのは日曜日の朝に自宅に届くヴェリタスの表紙を見たとき。
いつも、テーマが何になるかドキドキしていますが、今回は声を失いました。

テーマは、「リアルを揺さぶる仮想マネー」

いや~ 揺さぶられました。 ビットコインなんて使ったことないし。
仕組みも、どのように発行残高が決められるとか、どのようにマイニング
(採掘)できるのか、良くわかっていません。

ただ、改めて、マネーについて考えることができました。

「価値の尺度」という意味では、ひとつ存在すれば十分なので、仮想マネーの
必要性は感じません。

「交換」という意味では、Eコマースを通じて商品・サービスを購買する際には
現金より、むしろ電子マネーなど仮想化したもの方が便利です。ただ、その
「交換」を担保するためには価値を裏づける信用が重要です。

そして、「価値の保全」。 そういう意味では、通貨の価値とは需給関係で
左右されますが、もともとの本質は発行体の信用にかかわっています。
国の信用がその他の発行体の基盤になっていることが今までの常識です。

ただ、これから、一国の信用より多数国で活躍するグローバル企業の信用
の方が高いという状態はありえます。 そして、国や企業より、「しくみ」の
信用の方が高い世界は、想定外ではない世の中になったということを
示しているのではないかと思います。


April 25, 2014

POWER OF ONE~ひとりのチカラ、世界の命

2014世界マラリアデーイベント『ひとりのチカラ、世界の命 POWER OF ONE』に
出席しました。会場は満員で、若い現役世代の男女で賑わっていましたが、
これこそが、21世紀型の「国際交流」であると実感し、心強く感じました。

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日本人が「マラリア」と聞くと遠い国のこと、あるいは日本の遠い過去のこと
と思うのが一般的でしょう。でも、現在でも海外から帰国した人が感染した
例が年間100件以上あるようで、マラリアの診療に経験のある医療関係者が
日本国内には少ないため、診断、治療の遅れから重症化するようです。

今も、世界では毎年2億人以上がマラリアにかかり、毎年60万人以上が命を
落としているようです。アフリカではマラリアによる経済損失は1兆2000億円
といわれます。その多くが、大人と比べると免疫力が弱い5歳以下の児童です。
世界の持続的成長にはマラリア感染を制圧するのが極めて重要です。

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東アフリカのルオ族の伝統楽器 "ニャティティ"の世界初の女性演奏家の日本人
アニャンゴの歌声も楽しむことができました。演奏される音楽と同様、すごく明るい方で、
生きているというエネルギーを感じます。

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ただ、二年間、ケニアで滞在の修行中には、何回もマラリアにかかって苦しい
体験をされたようなので、このようなイベントで音楽を通じてメッセージ発信にも
積極的のようです。

もちろん、アニャンゴさんだけではなく、会場にかけつけた多くの方々がそれぞれの
立場でメッセージを発進しています。

ひとりのチカラ~POWER OF ONE
世界の命のために。

April 24, 2014

邪念が封じ込まれると、空【くう】がある

地上の邪念が封じ込まれると、吸い込まれるように透き通った空【くう】
しかないのですね。

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九州か中国地方の上空です。

April 23, 2014

2020ビジョンin長崎

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Wow! 現地の有識者のご紹介で、こんなすてきな会場で
「2020ビジョンで未来を拓く~in長崎」を開催しました。

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長崎は、いつも来ても美しいところだなぁと心が打たれます。
山に囲まれた港町で、ゆったりと時が過ぎていく豊かさを感じます。

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スロー・ライフ。グッド・ライフ。
これは、コモンズが提案する世代を超える長期投資と親和性が高いと思う
のですが。。。 こつこつと、そのメッセージを伝え続けるしかないですね。

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草食投資隊「おはよう日本」

NHKの「おはよう日本」で、草食投資隊が取材されるとは。。。時代潮流の
変化を感じます。

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4年前にセゾン投信の中野さんレオス・キャピタルワークスの藤野さん
一緒に出版した「運用のプロが教える草食系投資」をきかっけに形成した
草食投資隊が日本全国、こつこつと巡回した成果が証券業界の新しい変化
としてNHKにクロースアップされるとは、本当にうれしいです。これも、未来の
ために、今から行動している方々が草食投資隊を応援していただいているから
です。日本全国に我々の長期投資へのメッセージが伝わることを期待しています。

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こつこつと日々の行動の重なりが、「今日よりも、良い明日」の未来をつくります。
「上を向いて歩く」のは過去の時代のことだけではありません。


April 22, 2014

最初の鳥取

鳥取県経済同友会の講演会の講師としてお招きをいただき、初めて鳥取に
訪れる機会を頂戴しました。

わざわざ飛行場までお出迎えをいただき、現地の美味しい海の幸の丼ランチを
ごちそうになった後に砂の美術館にご案内いただきました。想像していた以上の
スケールの展示に感激しました。

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また、鳥取砂丘を眺める爽快な解放感で都会の邪念から解かれました。いいですね!

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ご依頼いただいた講演テーマは、去年、経済同友会で私が副委員長として
携わった30年後の日本を考えるProject Teamの提言書「ミトコンドリアと
カレーうどん
」。 当時、経済同友会の「若手」経営者が中心となって
まとめた提言内容に、自分自身の持論や「論語と算盤」をミックスした
内容でした。これからの日本社会には日本人一人ひとりが経済社会の
当事者という意識を持って、恵まれた感性を活かすべきという未来像を
描きました。

もしかすると、目が点になる内容になったと思いますが、鳥取の皆さんに
温かくお迎えいただき、本当に有り難かったです。今日は、最初の鳥取
でしたが、最後になることはないでしょう。次回を楽しみにしています。

April 21, 2014

CSRから "CGE"へ

CSRは、corporate social responsibilityは「企業社会的責任」と日本語で
表現できますが、corporate engagementの場合は、どのように表現すれば
良いでしょうか。

男性と女性の関係のengagementだったら「婚約」です。ただ、企業と社会の
間の関係の場合、「取り組み」あるいは「対話」かもしれません。つまり、社会の
ステークホルダーとの対話を通じて、様々な視点を認識・整理をして企業経営に
反映させるという意味であり、価値創造という要素につながります。
(「婚約」のengagementも、家族づくりという価値創造につながりますね。)

一方、CSRのことを経営の中核と思う企業経営者が少なくない中、それを具体的に
価値創造につなげていると答えられる企業は少ないかもしれません。

「責任」というと、やや構えている姿勢を感じますが、「エンゲージメント」というと
アクティブに取り組んでいるというイメージが浮かびます。そういう意味では
「コーポレート・エンゲージメント」という考えをもっと深掘りしたいです。

強いていえば、「コーポレート・グローバル・エンゲージメント」(CGEでしょうか)
という側面に関心があります。

日本の経済社会の持続性には、世界の持続的成長をの恩恵を企業活動を通じて
国内に取り込むことが不可欠です。日本企業が世界とエンゲージして価値創造
することは、世界の人々と日本国民の豊かさの向上へとつながる。そんなビジョン
を描いています。

April 20, 2014

日本は良きエネルギーの資源国

学生の熱い想いの活動で始まった存在が、20年後には日本の社会起業家界の
中核へと進化し続けたETICの記念イベントに参加しました。

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代表理事の宮城治男さんには、コモンズ社会起業家フォーラムにキラリと光る
スピーカーをいつも推薦して頂いています。フォーラムのOBOGは、もちろん
のこと、私の生活・仕事の様々なシーンの大勢が参加していたイベントでした。

みんなの表情が明るくて、良いエネルギーを充電できる素晴らしい場でした。

一方、長野県の上田市でも、良い感じのイベントが開催されたようです。コモンズ
SEEDCap
の第3回目の応援先である長岡秀貴さん認定NPO法人侍学園 スクオーラ
・今人
(若者の自立を支援する学校)の10周年記念のお祝いにコモンズのSEEDCap
担当の馬越が参加してくれました。

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ここでも、多くの良いエネルギーが発揮されたと思います。

日本は、自分たちの母国はエネルギー資源が乏しいと思っている意見が一般的
ですが、ちゃんと見れば、このようなエネルギーが豊富な資源国なんですね。

April 18, 2014

AB-NET(アフリカビジネス振興サポートネットワーク)

日本とアフリカの間のビジネス振興を促進する情報ポータルサイト
AB-NET(アフリカビジネス振興サポートネットワーク)コモンズ
投信
の新しいシリーズ『コモンズ アフリカセミナー』の開催予定が
掲載されました。

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アフリカというと、一般的に日本から最も地理的・意識的に遠いところかも
しれません。しかし、21世紀において、最も成長が期待できる地域でも
あります。

21世紀の日本の持続的成長のため、日本企業の活動を通じてアフリカの
持続的成長を支え、その成長の恩恵を日本国内の家計に取り込むことは
極めて重要なことです。もっと、一緒にアフリカのことを勉強しましょう。

アフリカ=資源発掘という植民地時代の延長のような搾取的モデルの次元を
超えて、アフリカの中産階級を育成する事業の拡大が急務です。アフリカに
住む人々だって、私たち日本人が当たり前に思っているような生活を望んでいる
はずです。そういう意味では、農業や医療の役目は大きいです。

今回の第一回目のアフリカセミナーではコモンズの投資先である味の素
ガーナで取り組む離乳期の子供の栄養改善事業のKOKO Plusについて
現地の経験が豊富な担当責任者の取出恭彦さんをお招きします。
ぜひ、お越しください!

セミナーの詳細&お申し込みは→ < こ ち ら >


April 17, 2014

民が主な経済社会であれば・・

日本の市民社会の母的な存在である日本フィランソロピー協会の高橋陽子さん
との対談で、「民主主義だから寄付」というご指摘が刺さりました。

確かに、そうです。

「民」が「主」である社会であれば、民の労力から生じる富みが税という仕組みで
官の思惑や視点で社会活動などに再分配されることだけに頼っていることは
おかしいです。

「ウチの社会的責任は税を納めるだけ」という主張は、思考停止です。

もちろん、税負担の責任を逃れてはならない。

しかし、納税だけしていれば、それだけで良いということは、「民」が「主」の社会では
あり得ないと思います。

「ウチにはお金がないから」と高橋さんから寄付の呼びかけに断る企業が多いようです。

そんなのウソです。 日本企業は総額で300兆円ぐらいの現金を保有しています。
お金がないのではなく、予算を付けていないだけです。

なぜ、予算をつけないか。。 それも、「主」が自分たちではないという意思表明
みたいなものです。

長期投資などに消極的で成長資金を経済社会に循環させないのも
「民」が「主」ではないことを表明しているのと同じ匂いがしますね。

April 16, 2014

コモンズくつろぎBAR ー 満員御礼

今日は、毎月の第3水曜日しか「営業」していないコモンズくつろぎBARに
定員以上の方々が集まってくださりました。どうもありがとうございます!

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ただ、会社の会議室を公開して、ちょっと飲んで、ちょっとつまんで、
たくさんおしゃべりするだけのひとときです。 でも、今回はちょっと
スペシャル版で、2020のパラリンピックを盛り上げることに努めて
いる関係者数名が参加していただき、通常以上、話が弾みました。

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「コモンズさんは、セミナーが面白い。」本日ご参加された方のコメントですが、
それはとてもうれしいご評価! 5月末には、独立系投信(もしかしたら、日本の
投信全体?)初の「アフリカセミナー」も開催します。

いくつか袖に隠してみるものもあるのですが、全部一度に出すと、支えて
くれるUさんとYさんに怒られます!ので、折を見て実施いたします!

April 15, 2014

「論語と算盤」経営塾、そろそろ締切ます!

今日は、「論語と算盤」経営塾の第五期生の最終日。いままで
渋沢栄一の思想について語り合った体験を踏まえて、これからの
未来について考えてみました。

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毎回、思うのですが、本当に良いメンバーに恵まれている塾だと
思っています。必ずしも、「お行儀が良い」訳ではありませんが、
常に前向きな姿勢で、好奇心が豊富。とても意識が高い方々であり、
このようにご縁をいただけることが光栄で、とてもうれしいです。

次回の第六期の募集は、もうそろそろ定員で締め切りますので、
ご関心をいただける方々は早めにお願いいたします!」

→ お申込み先

April 13, 2014

コモンズ30ファンド5周年フォーラム

新緑に囲まれた八芳園コモンズ30ファンド5周年フォーラムを開催しました!

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5年前にコモンズを設立したときに、いずれ、年に1回の大総会を開催して、
私たちに投資してくださるt個人投資家(お仲間)とコモンズが投資する全ての
企業を同じ「共有地」(つまり、コモン・グラウンド」にお呼びして対話の場を提供
したいと思っていました。今回、現在の投資先の29社にご協力のお声掛けした
ところ、大変ありがたいことに7社もお応えくださいました。5年前に描いた夢に
一歩近づけたわけです。それは、やはりコモンズに投資してくださっている長期
投資へ意識が高い個人の方々との接点にご関心をいただいたからでしょう。

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冒頭のトークセッションには6社が登壇してくださいまして、それぞれの企業の
「見えない価値」(数値化できない非財務的価値)についてお考えを会場と共有
してくださいました。

株式会社ディスコの小澤伸一郎さん
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東京エレクトロン株式会社の笹川謙さん
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エーザイ株式会社の柳良平さん
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楽天株式会社の市川祐子さん
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日東電工株式会社の板倉正幸さん
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株式会社堀場製作所の上杉英太さん
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そして、今回のフォーラムの特徴は「対話タイム」を設けて、ご来場された皆さんが
企業とのブレイクアウトセッションで対話する時間もつくりました。普通のセミナーの
質疑応答より距離感がぐっと縮まったのではないかと思います。

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ここから旭化成株式会社の門倉清晃さんも入ってくださいました。
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活発な質問も多かったようで、登壇者の助っ人の方々も熱く語っていただきました。
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このように、投資先の企業の話を直接聞いていただけることが
何よりコモンズ流の「運用報告」の特徴だと思っています。

また、第四回SEEDCap(社会起業家応援プログラム)の去年の応援先の
マドレボニータの吉岡マコさんもご来場くださり、この1年間の活動等に
ついてご報告をいただきました。
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懇親会でも色々と話が続き、クイズタイムで盛り上がりました。
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お子さんをお連れになった方々もいらっしゃって、うれしかったです。ファミリーの
未来の希望と期待をご一緒にこつこつとつくることがコモンズの設立理念です。
こどもトラストに入っていただいている小さな「お仲間」ともお会いできましたし、
お孫さん向けのためのままごろというプログラムもご用意しています。
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盛り沢山なイベントで時間的な制限もあったので、話足りないところもあったと
思いますが、ご協力いただいた企業のご満足度も高かったと思います。
このようなイベントを開催することができたのは、繰り返しますが、コモンズへ
長期投資を託してくださる「お仲間」のおかげです。本当にありがとうございます!
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今回のフォーラムの余韻もじっくりと味わいながら、これからもコモンズは前進
しますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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April 12, 2014

大地と心のハーモニー

今朝、帯広から札幌行き電車の車窓から眺める大地。

自分の心とハーモニーを感じて、ほっとします。

たぶん、小学二年から大学まで米国で育ったことで養われた自分の
真髄にあるものとの調和性でしょう。広い大地と彼方の地平線を眺める
だけで精神状態の向上につながります。

余韻を都会へ持ち帰ります。

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April 11, 2014

寒い帯広の温かさ

久しぶりの帯広です。知人のご紹介で、米沢則寿市長にご面会
のお時間をいただきました。とても気さくな方で、前職が投資会社
ジャフコなので「エクイティ投資」という共通言語が話せる行政
トップ。いまの日本に貴重な存在です。

4年前に自分が始めて帯広に訪れた同じ投資に初当選。当時は
投資会社出身という「ハンデ」を背負いながら、たった138票の
差で当選。ただ、就任されてからのご実績は明らか。実は、明後日
13日が選挙ということだったのですが、無投票当選の予定です。
(だから、今回は面会することできました。)

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夜は、FP道東スタディグループで勉強会の講師を務めました。何回も全国ナンバー1
の支部として日本FP協会から選ばれた実力派です。

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帯広は冷たい風が吹いて寒かったですが、懇親会までご一緒していただいた皆さんは
とても温かい! 次回の機会を楽しみにしています!

April 10, 2014

マネーと節約

今回で三回目の新年度を迎える草食投資隊ワンコインゼミナール。消費税の増税後に
初めて集まりました。改めて、現金やマネーについて考える良いタイミングです。

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マネー、現金には二つの役目があります。ひとつは交換。「ブツ」との交換に使えるので
当然ながら、多い方が良いと感じます。また、ブツだけではなく、自分の労力に対して
交換されるのがマネーです。

もうひとつの役目は価値保全。インフレの場合、現金の価値は下がりますが、高度成長
の場合は、労力に対して入ってくるお金の量が増えていたので問題ありませんでした。
また、成長が停滞した時代ではデフレだったので、現金の価値が維持できた。そういう
側面では問題がなかったと言えます。

ただ、停滞時代になったときのインフレ・・・実は、これは良いシナリオでも「ジリ貧」という
実態に陥るリスク(不確実性)シナリオが高まる環境になっています。そんな中、未来へ
希望・期待を持つ長期投資への関心、実践が日本社会で高まることは極めて大切だと
思います。

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今回は、「節約投資」という考えを皆さんにご紹介させていただきましたが、なぜ、我々は
節約するかというと、現在の「不安」があるのかもしれませんが、あくまでも未来への
「期待」や「希望」があるからです。そういう意味で、「節約投資」と「長期投資」の目線は
まったく同じです。

草食投資隊として初めてNHKの取材が入って、「おはよう日本」にオンエアされる予定
のようです。長期投の追い風を感じます! 帆を高く上げなければ!

April 09, 2014

社会起業家の「密談」

年に一回、この時期。いままでコモンズ社会起業家フォーラムへの
登壇にご協力をいただいた方々
にお声掛けをして「密談」?してます。

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コモンズ30ファンドを設定した2009年から毎年10月に開催している
フォーラムに今まで54名の社会起業家が登壇していて、最近では
地方からのご参加も増えています。今回の「密談」にも遠方から
駆けつけたいただいた方々がいらっしゃってうれしかったです。毎回、
同志が増えていく素晴らしい会合で、コモンズを設立して良かったァ
という自分が感じるひとつの大きな功績です。

コモンズの設立理念は「今日よりも、よい明日のため」の長期投資。
そういう意味で、「自分たちから世の中を変える」という意気込みで
日々活動されている社会起業家の方々との濃いお付き合いは、私
たちにとって心強い宝刀です。

今年のフォーラムは10月4日(土)に開催します。社会起業家の
新たなラインアップのご協力とコモンズ投信の「お仲間」や理解者
の集いで、ちょっと世の中を変えてみましょう。

April 08, 2014

人々の苦しみと希望の見える化

国際人権NGPのヒューマン・ライツ・ウォッチ・ジャパンのチャリティディナーに参加
しました。5年前の日本事務所の設立時から参加しているイベントですが、当時では
日本社会では難しいと思っていたチャリティディナーがしっかりと定着しています。
今回も某ホテルの大宴会場が満員状態でした。

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しかし、このような恵まれた社会の空間から、ビデオを通じてシリアやリビアの悲惨な
情勢の中で命を張って、人々のために活動する勇敢な英雄たちを目にすると、やはり、
私たち日本人も一人ひとりがそれぞれの立場で、できることはやらなければと感じます。

遠い場所の出来事ではなく、「我がコト感」を発揮でして、人々の苦しみ、そして、希望
を「見える化」できるのは、私たち人類の特長です。


April 07, 2014

ほほづゑ 20周年

世界でも例が無い(と思われる)、財界人が同人として出版する文芸誌の「ほほづゑ」。
創刊20周年80号記念パーティを開催しました。

私が2006年に入会したときは最年少。最近では同年代や自分より若い年代の方々も
入会されています。自分は世話人としてお手伝いしていて、「博聞意伝」~世代を超えて
未来を語る
というコラムを通じて、先輩世代の思いを次世代に繋げたいと思ってます。

「ほほづゑ」のFBのページで、このコラムのアーカイブをタイミングを図ってアップして
行きますので、ぜひ、ご照覧ください。

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April 06, 2014

大自然のプログラミング

今日のNHKスペシャル「人体ーミクロの大冒険」の第三回で
「老い」というテーマを細胞の側面から考えたときに、やはり、
大自然が生命にプログラミングしたことは新陳代謝という、
「旧」を「新」に入れ替えるというグランド・デザインです。

人間社会では、このような変革に抵抗することが常ですが。

新陳代謝がなければ持続性がないことは明らかですが、
人間の「同じことをずっと続けたい」というエゴが弊害に
なっているんですね。

April 05, 2014

兵庫県の三木市の稲見酒造

本日の午後に神戸のPlug078主催のセミナーの前の午前中を利用して、
兵庫県の三木市まで足を延ばして、今年の2月中旬のコモンズくつろぎ
BAR
でご披露した酒壺(みき)という純米大吟醸と大吟古酒をつくっている
稲見酒造にお伺いしました。

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兵庫県は山田錦の生産量が日本一。ただ、このお米はお酒の原料のとして
使われていて、米の中心部の心白(しんぱく)があるため、食べるには適して
いないようです。(炊くとベタベタしてしまうようです。)

ただ、もちろん、この心白が美味しいお酒に命を吹き込みます。
右が山田錦、左が50%まで削った状態です。(40%まで削ると大吟醸になります。)

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酒壺(みき)という純米大吟醸は最近に飲んでみた中で最も気に入っている
日本酒で、大吟古酒は日本酒を超えたような味わいで、外国に輸出されたら
高く評価されるのではないかと思っています。四代目(で、「まだ」12目)の稲見
秀穂さんと奥様とお会いして、酒壺のやさしい味の理由がわかりました。作り手
の気持ちや想いが、そのまま伝わる日本酒の奥は深いですね!

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ご紹介いただいた三木市議会議員の大西英樹さんに大感謝です!

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April 03, 2014

「見えるリスク」と「見えないリスク」

ある会合で、ふと思ったこと。 「リスク・リターン」と良く言われ、
リターンを高めるためにはリスク許容を高めなければならなく、
リスクを取るのであれば、リターンが高くなければ駄目
という関係です。

で、この「リスク」ですが、実は定義が曖昧に使われていると思います。

例えば、一般的にリスク=「危険性」というイメージがありますが、
これは正確ではありません。リスク=「不確実性」が正解です。

つまり、30階建ての窓から飛び降りた後は、リスクがありません。
なぜなら、ほぼ100%の確率で死亡するからです。

一方、30階建てからパラシュートを付けて飛び降りたら、リスクがある。
なぜなら、無事に着陸できるかもしれないし、パラシュートが絡まって
開かなくて怪我、あるいは死亡するかもしれないと、不確実性が有る
からです。

また、リスクには「見えるリスク」と「見えないリスク」が有ると思いました。
そして、ほとんどの場合、一般的に「見えるリスク」しか着目していない
傾向があると思います。

その「見えるリスク」とは価格です。価格の変動が高ければ、高いほど
リスクが高まります。これは、市場リスクという分類です。

一方「見えないリスク」とは何か。これは価値だと思います。価値とは
投資では最も重要な判断材料ですが、実は、不確実性だらけで、
なかなか全てが見えるわけではない。これは、信用リスクという分類
です。

前者は、価格の動向を検証すれば、直ぐに見えるものです。

一方、後者は、なかなか本質が見えずらいリスクなので、一般個人の
場合は、そのまま見えていなくて取っているリスクの場合が多いです。
一方、プロと言われる機関投資家などでも、逆に安易に信用の不確実性
を数値化してジャッジする傾向があります。

価値創造の本丸は、この信用というリスクなんですけどね。

そういう意味で、信用リスクを考える上で必要なことは、目先の数値だけ
で不確実性を判断するのではなく、その不確実性が確実性に向う
道筋が明らかであることだと思います。透明性が大事ということです。

透明性が高い信用リスクであれば、取るべきリスクであり、そこから
リターンを期待すべきです。 一方、ワケわからない、透明性が低い
信用リスクは避けることが賢明でしょう。

April 02, 2014

人間ドックのうれしい結果

今日は1年3か月ぶりの人間ドック。

仮結果では前回と比べて大きな変化が無く、若干改善の項目も多く、
概ね正常範囲に留まりました。この一年間は、健康管理があまり
出来ていなかったので、ちょっと心配でしたが、ほっとしました。

特にびっくりしたのは万年悩まされている中性脂肪が106で、前回の
215と比べてかなり改善したこと。(悪玉コレステロールは159で、
前回の148と悪化していましたが。。。) 超音波検査では、脂肪肝も
去年と比べて「スマートになりましたねェ」と褒めていただきました。

それほど食生活を気を付けていなかったので、結構うれしい結果でした。
この一年間、何が変わったかということを考えると、ほぼ毎日アーモンド
(素焼き)を食べていたこと。健康効果は悪玉コレステロールを減らす
ということなので関係ないかもしれませんが、これは続けよう!

一方、尿酸が正常範囲のギリギリの水準で前回より悪化していたこと
について、結果説明のときの女医さんが「食生活が変わりましたか?
ビールをたくさん飲むとか、いくらをたくさん食べるとか」という質問に。。

「あ、一昨日まで北海道だったので。。。。」

「あ~あ、たぶん、そのせいですよね。」といううれしい返答がありました。

北海道のビールといくら、最高だったんで。。たくさん飲み食いしてしまいました。

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