「30年投資」について、改めて
ハッとさせられることが今朝ありましたので、改めて、コモンズ30ファンドの
「30年投資」について考えをはっきりと示したいと思います。
「30年」先のことについて誰も正確な答えを出せる訳がありません。
わからないことが当たり前です。
でも、わからないからと思考停止して平均点に満足することは、自分の
可能性を損ねる限界線を自ら引くことに限らず、まだ生まれていない
未来世代への責任放棄です。
大事なことは、「正しい答え」を受験問題のように提出することではなく、
問い続けることだと思います。
対話を通じて「正しい問い」を試行錯誤することが「30年投資」の精神であり、
単純な「バイ・アンド・ホールド」ではありません。改良すべきところは、改良
していますし、軌道修正が必要なときには修正する精神を大切にします。
「30年投資」とは、利己の「現在」という枠を越えて、自分の「未来」だけ
ではなく、利他というマインドセットも持ちましょう、ということを推薦する
投資です。
だから、未来へ良い社会を残すために現在から出来る範囲で自ら活動
する社会起業家をコモンズSEEDCapを通じて応援することは、自分の時代
には還元されないかもしれない「超長期投資」です。長期資本を循環させる
ことに使命を持つコモンズ投信の本業の一環としてお考えください。
毎日、毎日の積み重ねで「30年」先は、必ず、「現在」になる。
ということは、私たち一人ひとりの日々の想いと行いによって、「30年先」が
形成されるのです。一人ぼっちでは何もできません。しかし、一人や少数から
コトが始まり、多くの仲間が殖えれば社会が変革します。
その意識を持つことが「30年投資」です。
30年の「目線」を持つということは、30年の「ビジョン」を持つことです。
単なるスローガンではないということを断言いたします。
ということを考えているときに、見本が届きました。発売は11月6日ですが、
アマゾンや都心の一部書店では5日から並ぶようです。
愛と勇気と資本主義は、豊かな「30年」先のために、不可欠だと思ってます。
ぜひ、ご笑覧くださいませ!