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November 30, 2014

草食投資隊in熊本

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今日は久しぶりの熊本で、草食投資隊として初めてのセミナーを開催しました。

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今回は、結構、ノリが良かったと自負しています。我々三人の「トリオ」の話は、
ジャズのジャムセッションのような感じ。話をしている内容が異なることないですが、
場によっては、三人の間の話がスムーズにかみ合うときと、ややギクシャクする
ときもあります。そのノリの有無は、三人の当日のコンディッションにもよりますが、
我々のオーディエンスの影響がかなり大きいです。

今日の熊本セミナーでは、多くの方々の真剣、そして、温かい眼差しで、質疑応答の
時間では的確な問い掛けをいただき、我々はノリノリ気分になりました。

これが、チョクハン(直接販売)の醍醐味ですね。

温かい、良い余韻を抱えながら、会場を後にして市電でホテルへと向かいました。

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November 28, 2014

コモンズが考える「対話」と「見える化」

本日の日経新聞によると「対話型ファンド、2年で資産倍増 企業統治改革促す
動向があり、その背景には外国人投資家の存在があるようです。確かに、彼らの
視点では、日本企業のメンタリティや行動がわかりにくい部分もあるので、このように
投資の「見える化」の切り口を歓迎するのは当然のことでしょう。

コモンズも「対話」を通じて「見える化」の設立理念を掲げています。

ただ、その理由は、日本の一般個人との「対話」を通じた「見える化」を促すことに
よって価値創造を共働することであり、企業を「統治」することではありません。

「見えなければ」投資すべきではないと考えていますので、そういう意味では
ほとんどの投資信託は「仕組み」を通じて分配の「見栄映え」を良くしているか、
運用手数料を安くすることに留まっています。

それだけでは、残念ながら、日本の家計の金融資産が投資信託へと流れる大河には
なれないでしょう。

アベノミクスによって、得をしているのが株式を保有している16%の日本人だという
問題定義を最近、よく耳にするようになりました。確かに、それは問題です。

でも、それは16%の問題であり、残った84%が問題です。なぜ、大半の日本人は
自分の金融資産の一部を現預金から株式という成長資金にリスク分散しないのか。
一人一人の日本人に成長志向がなければ、どんな矢を政府が打っても経済成長が
達成できるわけありません。

ほとんどの日本人が自国の企業の株式投資に目に向けないのは、そもそも
「見えない」からです。その「見える化」のために「対話」を促したい。それが
コモンズが様々な側面からつとめていることです。

でも、対話は一人じゃできない。色々なところから、色々な立場の方々と共に、
この「見える化」を達成したいと思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします!

November 27, 2014

五台山

高知で開催された四国法人会の女性部会長総会で東証+YOU
ニッポン応援全国キャラバン
の講師としてお話する機会を頂きました。

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講演会の後に地元でお世話になった方に、五台山からの展望をご案内
いただきました。素晴らしい! 夜景だったら、かなりロマンチックな気分に
なるでしょう。。。!

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カフェで、「龍馬カプチーノ」をいただき、一休み。

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五台山にある竹林寺で、本当に叶えたい願いを一つだけ叶えてくれるという
一言地蔵に立ち寄りました。何を願ったかは、秘密。

しかし、紅葉がきれいでした!

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ほっとする一瞬でしたが、東京への飛行機内ではぐったり。すぐ着いてしまいました。

November 26, 2014

久しぶりの高知

羽田空港からの離陸が悪天候の影響で一時間ぐらい遅れましたが、久しぶりの高知は
虹で迎えてくれました。

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東証+YOUニッポン応援全国キャラバンと高知法人会青年部会・女性部会の共催で
講演させていただく機会をいただきまして、感謝です!

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高知ですから、その後の懇親会(の後)を覚悟していましたが、五次会へと続きました。。。!
最後の締めは、しじみラーメン。すごく美味! 最近の体重のリバウンドが気になって
いましたが、明日からダイエット・・・にします。

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November 25, 2014

長期投資先として魅力

今朝の日本経済新聞朝刊に、今月の10日に開催された第2回日経ウーマノミクス・
シンポジウムでの私の講演の概要が載っていました。

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ノーチェックで掲載されていましたが、話をしたポイントを結構きちんと押さえていただき
感謝です!

女性の活躍に意識を持つ会社は、トップのコミットメントと実行力が現場に伝わっていると
いえますので、これは、女性やダイバーシティマネジメントだけに限らず、企業が著しく
変化する環境に応じて「進化」できるために重要な「見えない価値」があるということだと
思っています。

このような「見えない価値」は、いずれ、企業業績という「見える価値」という成果に現れる
と思いますので、長期投資には外せない大切な視点だと思います。

November 24, 2014

子供は親の喜ぶ顔が見たい

たまたま、車の中で聞いた番組でしたが、ラジオではなく、テレビでした。
君が僕の息子について教えてくれたこと

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自閉症の息子に悩まされるアイルランド人のミッチェルさん。なぜ、このようなことに
なったのかと苦しんでいる自分を救ってくれたのは、自身も自閉症を抱える直樹さん
書いた本と出合ったことでした。「これは、自分の息子だ」と。

その後、翻訳した本がベストセラーになり、来日したミッチェルさんと直樹さんのご対面。
その「会話」の中で、ミッチェルさんが最も知りたかったことは、「どのように自分の息子を
幸せにできるか」でした。

直樹さんの答えは「そのままで良いです。子供は親の喜ぶ顔を見たいのですから。」

泣けますね。。。 日々、忘れている大切なことを教えてくれました。

普通のコミュニケーションが取れなくても、とてつもない洞察力の感性の持ち主であり、
また、心がやさしい青年であるということは直樹さんがパソコンや文字盤ポインティングで
自己表現する言葉でわかります。

番組の専門家が指摘しましたが、自閉症で「何が足りない」ではなく、「何が長けている」
というところに研究が進みつつあるということは、本当にその通りだなと感じました。

November 23, 2014

甘い!旨い!

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きりっと冷えた気持ち良い空気の朝を飯田で迎えました。

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名古屋までのバスの時間まで駅の前でブラブラしていたところ、

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ちょっと廃れた(失礼)果物屋の前で立ち止まったところ、さっそく
おばちゃんが出てきて話しかけてくれました。

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「こっちの1個165円。形がちょっと悪いけど採りたてで甘いよ〜」
とリンゴの箱を指しました。

かなり安い。ちょっと荷物になりそうでしたが、購入することにしました。

「え、10個だって?」と笑顔で積極的に営業するおばちゃん。

違う違う、重いから5個で十分と言って、800円を支払いました。

5個でも、十分重かったです。自分の荷物+大きなリンゴが入っている
袋を抱えながら、バス→新幹線→山手線→徒歩で家にたどり着きました。

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そして、食べてみたら、、、甘い!旨い!

こんなに美味しいとわかっていたら10個ほしかったです。

でも、本当にもったいないですね。形が悪いと通常の流通では商品に
ならないから破棄されるか、ジュース用に超低価格でしか引き取って
くれないのでしょう。だから、おばちゃんも営業に熱心。

このような直販は生産者にとっても消費者にとってもメリットありますね。

November 22, 2014

「こんにちは」の地域創生

長野県の飯田市に2027年を目途にリニア新幹線の駅が設置することに
よって、地域社会の未来ビジョンを考える有識者会議の委員として
2010年に参加しましたが、その進展について意見交換する場が
再び設けられました。

南アルプスに囲まれたバレー(谷)という恵まれた自然環境に、境界を超える
リニア、そして、ブロードバンドをいかに活かすことができるかという地域創生の
可能性がある地域です。

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大勢の識者の意見が交わされた会合で、自分も色々な考えを示しましたが、
最終的に思ったこと。

いかに地域の住民、特に子供達が、来訪する人々に、笑顔で「こんにちは」
という素朴な挨拶を交わせることが大事ではないかと思いました。

どんなに立派な施設があったとしても、最終的に来訪者が持ち帰るものは、その
ようなことではないでしょうか。

こんな「スリッパの法則」も良いなぁ・・・感激しました

今日は、今までのキャリアで数えきれない会社訪問の中でも、最も印象に残った
機会を頂きました。

訪問先は、岐阜県。名古屋から名鉄の急行の乗って、岐阜のひとつ手前の笠松
というところで下車。会社から出していただいた送迎車で会社に向かいました。
数分後、特に外見から特徴がない中小企業に到着。

靴を脱いで、スリッパに履き替える。

ここまで、普通でした。

ところが、足元のスリッパを見ると・・・・

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なんと、自分の名前、そして、コモンズのロゴが貼ってある、マイ・スリッパでした!
そして、案内された小さな会議室のテーブルの上には・・・歓迎のメッセージが。

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自分の名前が、誌になっています! で、ちゃんと職業のことも調べていただいたよう。

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お茶のコースター、そして、なんと、おしぼりに自分のイニシャルが刺しゅうされて
いるではないですか!

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で、この日本ウエストンという中小企業の本業とは何か。

製造生産用のウエス、つまり、機械類の油を拭き取ったり、汚れ・不純物などを拭き取る
布の洗濯です。

取引先は、トヨタとか国内大手だけではなく、この分野では唯一、米ボーイング社の
スペックをクリアして認可されているようです。

ここは、彼らの「宝」が埋まっている「ジェリーエリア」です。

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なぜ、この会社が特別であるかというと来客者へのお・も・て・な・し・だけでなく、
障害者に雇用機会を積極に与えている社会的使命です。

例えば、業務フローでは、色を付けたバケツなどで洗剤の量がわかるように
しているようです。

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ここは、彼らの「ウォーターダンスエリア」などなど、施設内のネーミングもユニーク

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これは「リアクティブファウンテンサウス」で、ここで洗濯で使用済みの汚染水を
施設内で処理して、ふたたび、水を再び洗濯へリサイクルするようです。つまり、
環境と障害者という社会的課題を事業を通じて解決する、まさに、CSV(Creating
Shared Value)を机上の理論ではなく、実践されている素晴らしい会社です。

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と、施設および別のロケーションにあって別の組織として運営している社会福祉
工場を視察してから、会議室に戻ってきあたら、「感動いっぱつ!」のエネルギー
専用ドリンクが用意されていました。

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そして、なんと、号外の「ウエストン新聞」に自分が取り上げられていました!
いや~、、、もう、お手上げです。 参りました。

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今回は、コモンズ投信の投資先としての訪問ではありませんでしたが、色々と
会社の「見えない価値」について学ばさせていただいた、本当にありがたい
機会とご縁をいただきました。

二代目社長の臼井さんは、初代から受け継いだ理念を更にご自身のお考え
にそって進化されています。「相手が困っていることを引き受ける」ことによって
事業、そして、雇用機会が社会的弱者にも生まれる。「ただ、モノを売るのでは
なくて、皆さんが幸せになる」ことを目指している。

要は、そこで働く社員が楽しそうに仕事をしているか、顧客や取引先が喜んで
くれるか、という経営方針ですね。感銘を受けました。

ご本人が作成して「社員さん」と毎年、共有する「経営マンダラ」の作り込みが
すごかったです。「経営理念」を真ん中に置いて、「ファンづくり」、「そもそも何屋さん」、
「社会活動」、「パートナーとの良好関係」、「当期目標」、「専門スキルの習得」、
「成長育成」、「生産技術の向上」と八方へ広がり、そこから更にマインドマップ的に
広がっていく。


ある意味では、目先のIPOで財務的に価値を高めて、エグジットすることより、
遥かに貪欲な想いを実践されていると思います。ここまで徹底的にやるとは
「愛と勇気」が必要ですね!

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臼井社長、日本ウエストンの皆さん、どうもありがとうございました!
また、お会いできることを楽しみにしています。

November 19, 2014

「実現すべき」も大事

「実現させる」ことは大切です。

ただ、意識を高めないと、実現させることではなく、「実現できる」こと、あるいは
「実現してきた」ことという前例にアクションが留まってしまう可能性があります。

そこに留まると、イノベーションはありません。

もちろん、実現させる、できる、してきたことは不可欠です。

ただ、一歩先を歩いて、「実現すべき」ことという理想を描く存在も大事です。

コモンズが、そんな存在になり続けることにつとめます。

November 18, 2014

コモンズ「企業との対話」統合レポート・ワークショップ

今日は、コモンズの「企業との対話」のシリーズで統合レポート・ワークショップを
開催しました。それも、IR(Investor Relations)業界的には東西の横綱クラスの
オムロン株式会社の執行役員経営IR室長の安藤聡さんとエーザイ株式会社
執行役Deputy CFO&Chief IR Officerの柳良平さんのご協力を頂けて、本当に
ありがたかったです。
 
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オムロンは統合レポート(企業の財務・事業的内容を報告するアニュアルレポート
と社会的責任(CSR)や環境・社会・ガバナンス(ESG)の報告書の統合)の先駆者
であります。一方、エーザイは200ページ強の株主総会招集通知書を作成する
徹底ぶりで知られていますが、今年度から初めて統合レポートの作成にチャレンジ
するということで、とても興味深い組み合わせとなりました。

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本ワークショップはセミナー形式と異なり、参加者が両社のレポートを実際に手に
取って「審査」して、そこから感じたことを班ごとに発表していただきます。

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一般個人という立場ですが、結構、直球を投げてきます。もちろん、意地悪している
訳ではありませんが、あくまでも素朴な視点で、長期的な価値創造のストーリーが
伝わってくるかとという素朴な視点からのコメントなので、企業にとって良い意味で
洗礼になります。オムロンの安藤さんは1年半前のワークショップにご協力いただき、
先方から再チャレンジしたいというお申し出でが、今回のきっかけでありました。
エーザイの柳さんも、またチャレンジしたいとおしゃってくださいました。

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企業との「対話」や「エンゲージメント」に投資家が取り組むことによって企業価値の
想像を支えることが昨今の話題になっていますが、今回のワークショップは、まさに
コモンズ流の対話&エンゲージメントだと自負しています。ご参加いただいた皆様、
ご協力いただいた両社に感謝です!

November 15, 2014

新幹線の運転見合わせの中、静岡・浜松へ向かう

今日は、静岡と浜松のダブルヘッダーの講演で日帰りの予定で目覚め、
シャワーを浴びて、朝食と取りながらテレビをつけて朝のニュースを
見たら、東海道新幹線が運転を見合わせてしていると、、、、、!

それも、理由は、男が新横浜駅で停止している新幹線の屋根に上って
架線に触れて感電した
ことが原因で東京から小田原の間が停電したと。
びっくりしました。

品川駅から1時間ぐらいで到着できるはずの静岡の距離が、すごく
遠くなったと感じました。

他の手段を探そうと、とりあえず駅に向かっている最中に新幹線が
再開しましたが、ダイヤは大幅に乱れ、40~50分の遅れが生じて、
改札口は大混雑。しかし、ちょうど、こだま号が駅に到着したので、
それに飛び乗りました。浜松町の講演の主催者がグリーン車席を
ご用意していただいたので、何とかなるのかな、と。

指定席を持っている人が来たら、席を譲らなけければと覚悟して
いたのですが、これが結構、空いていたのです。ほとんど、グリーン
には乗客が途中の駅からも乗ってこなない。こういう時って、こだま号
って使えるなと思いながら、富士山を眺めながら静岡へ。

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新幹線は40分遅れのダイアになっていましたが、結局、当初予定して
いた時間とほぼ同じタイミングで静岡に到着。

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駅前の会場で出版セミナーを経て、現地の知人とランチを取ってから
適当にひかり号に乗ったら、これも、また空いていて、一駅で余裕を
持って浜松に到着しました。

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朝一は、どうなることやらと真っ青になりましたが、何とかなるときは、
何とかなるものなんですね。

November 14, 2014

声を上げたい(けど出来ない)日本の未来世代

私たち日本社会には、超サイレントな超マジョリティが存在しています。

それは、これから日本に生まれてくる未来世代の日本人です。まだ、生まれていない
ので、当然ながら、選挙で声を上げることができません。世論調査にも考えを示す
ことができない。

現在、生きているいる日本人と比べて、これから生まれてくる日本人の数の方が
圧倒的に多いですが、民主主義という社会制度では声を上げることができない。

社会保障と税の一体化の改革を、足元の景気(いやいや、政局)で先延ばしする
ことに関して、声を上げたいと思っているでしょうが、それが出来ない。現役世代が
代弁することがなければ。

また、思うのですが、消費税の引き上げの賛成・反対の世論を調査するなら、同時に、
社会保障負担の問題を先延ばしすることを賛成・反対という世論も調査すべきでは
ないでしょうか?マスコミ各社さん

November 13, 2014

コモンズの「対話」

本日の日経新聞の一面に『目覚める資本 智恵出す株主』という特集シリーズの
『運用立国へ変革ドミノ』
で、「株価が上がるのをただ待つのではなく、企業を支え、
一緒に価値を高めるのが株主だと考える。手法は対話だ。」というくだりがありました。

これは、まさに、2006~07年にコモンズ投信の設立する際に掲げた理念です。

時代が、我々に追い付いてきた、と言うとカッコいいのですが(笑)、現実として、
コモンズ流の「対話」とは何ぞやという問いに応えなけれならないご時世い入った
と言うことでもあります。

コモンズが考える「対話」とは、当然ながら、我々に長期投資を託してくださる一般個人
の方々に投資という見えづらい世界の「見える化」です。

そして、一般個人とは、企業にとって、長期投資家の可能性がある存在だけではなく、
最終消費者であり、また、自社や取引先の従業員の可能性もあります。つまり、
企業の価値創造にとって、極めて重要なステークホルダーであります。

そのステークホルダーと経営者および企業との「対話」を促すことは、新たな価値
創造の可能性を提供することだと思っています。

これが、コモンズが考える「対話」。そして、その「対話」の表現のひとつが、コモンズ
が企画する様々なセミナーです。例えば、直近では

11月17日の「企業との対話」ワークショップ~統合レポートを読み解く:オムロン
株式会社・エーザイ株式会社を迎えて~

12月3日のコモンズ30塾 『アフリカセミナー』 コモンズ30ファンド投資先企業
【丸紅株式会社】から学ぶ

1月28日のコモンズ30塾 『女性の活躍セミナー』 コモンズ30ファンド投資先企業
【セブン&アイ・グループ】から学ぶ

が、あります。

今までの前例では、来場される個人の方々だけではなく、「対話」にご協力を頂く
企業にも多くの気づきを提供する場(コモン・グランド)になっていることがうれしいです。

企業の持続的な価値創造を支えるコモンズの「対話」とは何か。

私たちは様々な取り組みを実践しながら、問い続けます。


November 12, 2014

アベのMIXEDか・・・

また、日本はフツウの政局主導の国家運営に逆戻りしてますね。先延ばしは、
目先の戦術重視であり、未来世代に豊かな国を渡すビジョンと決断が欠けて
ますね。極めて残念。偉大な政権として名を歴史に築ける可能性があったのに。

アベのMIXEDの評価は、世間から、そんなに高いものにはならないと思います。

やっぱり、未だに「破壊の時代」なんですね・・・

November 11, 2014

「論語と算盤」経営塾の合同懇親会

今日は、渋沢栄一の命日です。

この数年間の恒例になっていますが、「論語と算盤」経営塾の合同懇親会を
開催しています。今年で第六期性を向かえましたので、どんどんご縁が広がって
います! 皆さんの楽しそうなお顔を拝見できることは、主催者として、本当に
大きな喜びを与えてくださいます。 みなさま、どうもありがとうございました!

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November 10, 2014

女性の活躍は未来の常識

第二回日経ウーマノミクス・シンポジウムで基調講演の機会をいただき、とても光栄でした。

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投資家の立場から、「女性の活躍」は
企業の非財務的な「見えない価値」で
あると考えていますが、これは、企業
が変化が著しい事業環境の中で
「進化」するために極めて重要です。

マインドセットの改革は、女性だけ
ではなく、私のような中年以上の
男性からも声を上げて、アクションを
取ることが大事です。

女性も企業価値の創造を担うことは、
いずれ、2020年以降の日本社会の
常識となっているので、今から動けば
先駆者になれます!

コモンズは、引き続き、投資先の企業
の「女性の活躍」について、色々と
勉強させていただくセミナーを継続
します。来年の1月28にはセブン・イレブン・ジャパンの執行役員ダイバーシティ推進
プロジェクトリーダーの藤本圭子さん
にご協力いただきトークセッションを開催いたします!

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私の講演の前のトークセッションに登壇された、NHKドラマ「花子とアン」の原案者の
村岡恵理さんと初めてお会いすることができてうれしかったです。知的センスを感じる
落ち着いた雰囲気が、とても素敵でした! よく見ていたドラマだったので、ちょっと
ミーハ的に、ご一緒に記念写真を。。!

November 09, 2014

批判でなく、行動に期待

第五回コモンズSEEDCapの受賞者の村田早耶香さんが、「ソーシャル世代」の代表
として今朝の日経新聞にインタビューが掲載されてます。豊かだから人生選べる

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大学生のときに訪れたタイで、多くの子供たちが買春宿に売られているという
実態にショックを受けて、二十歳のときに「かものはしプロジェクト」 を設立しました。
本当に素晴らしい起業家であり、ご縁を頂けることが光栄です!

批判ではなく、前例に縛られず、自ら行動する彼らの姿は心強い存在であり、
このようなマインドセットが世代を超えて広がれば、日本は、「今日よりも、
良い明日」の未来を迎えることができます。 必ず。

交流求め「社会の役に」
ソーシャル世代 消費・起業実は前向き


November 08, 2014

東証+YOU@福岡

久しぶりの東証+YOU日本応援全国キャラバンの登板で、福岡の皆さまと
お話させていただきました。

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福岡は元気ですね~。 主催者によると、福岡ではいつも応募が多く、かつ、実際に
来場される方々の比率が高く、おかげさまで本日は満員御礼で大盛況でした。投資に
熟練された方々だけではなく、初心者の方々が多かったというのも今回の特徴でした。
名刺交換した大学教授は、20名の学生を連れてきてくれて、若者たちに長期投資に
振り向いてもらうことに心強く感じました。

ただ、ちょっと一方的にしゃべり過ぎたことに反省。ちょっと喉がガラガラです(笑)。
与えられた2時間弱で、気がついたら質疑応答の時間が足りず、二問しか受け付ける
ことができませんでした。30代までの自分は、人前で話すことほど苦痛なことが人生の
中でなかったほどなかったのですが・・・・(笑)。

November 07, 2014

認知症課題を解決するコモンズの投資先

理事として携わっている日本医療政策機構OECDの共催のG7認知症サミットの
サイドイベント「社会的投資により認知症課題を解決する」
を聴講しました。うれしい
ことに、コモンズ30ファンドの投資先企業のプレゼンテーションが多かったです。

「モビリティで支える高齢社会」 本田技術研究所(HONDA) 
THINK研究室 主任研究員 青木晋介氏

戦後に設立されたHONDAは、「個人ひとりひとりの移動(モビリティ)」を提供する
ビジョンで、「乗ったら楽しい、たくさんが喜ぶ」ということを念頭に、バイクだけ
ではなく、UNI-CUBのように家の中からHonda Jetのように大空まで、様々な
イノベーションを提供していることに感銘を受けました。

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パーソナルモビリティ「UNI-CUB β」が、米国の人気バンド「OK Go」の新作
ミュージックビデオに登場
してますが、まさに「楽しい」!

また、28年前から「歩く」という研究を始め、10年間かけて、やっと歩けるようになり、
現在のASIMOは走れるようです。この技術を使って、歩行アシストの展開を図って
いるようです。

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本田宗一郎さんいわく、本田技研とは「人を研究するところ」だそうです。


「認知症製薬の最前線」 エーザイ
チーフクリニカルオフィサー リン・クレマー氏

創薬で10~15年ぐらい前と比べると大きなパラダイムシフトはクロス・ボーダーの
「前競合的」な共同研究だそうです。様々な知見を取り込んで、新しい治療を産む
というスタンスは、恐らく創薬のプロセスは複雑、且つ、時間とお金を有するから
だと思います。

「地域を見守るまごこころ宅急便」 ヤマト運輸
岩手主管支店営業企画課 課長 松本まゆみ氏

高齢者の「孤独死」を無くしたいという想いで立ち上がったプログラムですが、
配達のときに安否確認する「まごこころ宅急便」。ヤマトの物流ネットワークは
15万人の従業員がいて、その多くが配達員であり、地元で生まれ育った存在。

また、「まごころ宅急便」を使えのは、ある程度のお金と体力がある老人に
限るということで、家電メーカとのコラボでリコール調査の際に安否確認する
サービスへと展開しています。 いずれにしても、ここでも共働のコラボがある
からこそ実践できることです。

そして、これは、「ザ・2020ビジョン」のポートフォリオに組み込まれていますが、
「サイバニックシステムが拓く未来」 サイバーダイン
創設者兼CEO、筑波大学システム情報系教授

運動は認知症の予防や改善に効果的ということで、「心と身体がつながっている」
とおっしゃいます。脳から身体への信号を取り出して、皮膚の表面の信号として
つながり、再び身体の中へ入れる。SFの世界のようですが、夢が溢れる、本当に
素晴らしい技術です。

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November 06, 2014

コモンズの誕生日に合わせてプレゼントを

2007年の今日、11月6日に「コモンズ株式会社」を設立しました。現在のコモンズ投信
準備会社です。

金融当局がコモンズが投資信託会社として登録を認めてくれたのが、2008年の10月初旬。
ちょうど、リーマンショックの真っ最中でした。それまで好調だった株式市場も氷河時代へと
転落。そのような環境で、2009年1月にコモンズ30ファンドを設定しました。

コモンズという金融ベンチャーの設立の起源の話。現在の想いや取り組み、また、これから
コモンズに期待している展開などは、ちょうど販売日が重なった『渋沢栄一 愛と勇気と
資本主義
』の『第三章「今日よりも良い明日」をめざす共感資本主義』に詳しく書きましたので
ご笑覧いただければ幸いです。

また、年末まで、コモンズ30ファンドザ・2020ビジョンで新たにつみたてプランのお申込を
いただいた方、増額をいただいた方、そしてこどもトラスト(これは、コモンズ30ファンドのみ)
に新たにお申込をいただいた方に、新作をプレゼントいたしますので、この機会に、ぜひ、
ご検討ください! どうもありがとうございます。

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November 05, 2014

渋沢栄一 愛と勇気と資本主義

2001年の9月。処女作を出版することができました。

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渋沢栄一とヘッジファンドに
リスクマネジメントを学ぶ

冗談みたいな本ですが、当時、米大手
ヘッジファンドに5年間勤めてから独立
したタイミングの出版でした。自分の
職業と自分の先祖が(自分以外)どの
ようにつながるかという試みでした。

その答えは、リスクマネジメント。
ヘッジファンドも栄一も実践していたのは
リスクマネジメントであるという結論でした。

ただ、私の定義は「危機管理」ではあり
ませんでした。リスク(不確実性)を
マネージするためには5つの要素が
必要であると考えました。

・理念を持つ
・しがらみを捨てる
・タイミングを計る
・守る
・攻める

まー、ベストセラーにはなりませんでしたが、、、、

しかし、そのハチャメチャな本を文庫本としてリバイバルする話しを出版社から頂戴
したとき、ちょっとうれしかったのですが、躊躇しました。13年前の本でしたから、
現在に自分が取り組んでいる仕事も違う・・・

ところが、現在の仕事である「長期投資」という内容でも良いということになり、
自分が原作を執筆したことをきっかけに、渋沢栄一の「研究」を始めたことの
ひとつの区切りとして、改訂して再出版することには意義があると思うにように
なりました。

そして、今日からアマゾンで販売が始まりました。

渋沢栄一 愛と勇気と資本主義

Ai_shihon

リスクマネジメントとは「未来志向」を持つこと。

そして、「持続性」のためにはリスクマネジメントは必要。

という考えで、原作とつながると思っています。(内容は大幅改訂ですが)

序章  渋沢栄一に学ぶ「愛と勇気
栄一の原動力の源泉は、日本への「愛」だったと思います。また、愛のためには
「勇気」が必要です。また、「愛と勇気」と合わせると、「仁義」になる。。。論語ですね。
一方、一般的に言われる資本主義は「そろばん」勘定が必須です。

第一章 資本主義の鬼児-ヘッジファンドの世界
その資本主義の中核に自分は長年生活していました。そこで学んだこと何だったのか。
単なるマネーゲームではなかったことが確かです。現状維持には満足しないチャレンジ
精神が溢れていた環境でした。

第二章 もし、いま渋沢栄一がいたならば
ここで、栄一の言葉を「借りて」、現在の日本の状況や課題の(自分の)持論を展開
します。特に、地域金融機関の役目が歴史的な過渡期に訪れていると思っています。
圏内の資金循環を促すことはもちろんのこと、世界の成長を長期投資を通じて呼び
込む役目も担うことによって、地域の持続的成長に貢献できます。

第三章「今日よりも良い明日」をめざす共感資本主義
気がついたら、自分は、ヘッジファンドの世界から長期投資の世界に身を置いて
いました。その影響は、栄一のことを研究したこととは無縁ではなく、また、時代の
潮流の変化を感じ取って、生まれてきたのはコモンズでした。

第四章 渋沢栄一の家訓に学ぶリスクマネジメント
そもそも渋沢栄一のことを調べてみようと思ったきっかけは「渋沢家の家訓」の
存在を知ったからでした。現在の時代、自分自身の家庭に応用すべきところ
たくさんあります。 できてないところも多々ですが・・・

今回も、原作と変わらず、ハチャメチャな内容になったと思います。でも、どこかで
全てがつながることになると期待しています。

ぜひ、手に取って、パラパラとページをめくりながらご笑覧くださいませ!

November 04, 2014

コモンズのセミナー・ページ

最近のコモンズのセミナーのページが賑やかでカラフルです。

ぜひ、お立ち寄りください。 http://www.commons30.jp/seminar/
セミナーにも。w

123

November 03, 2014

消費税はそのまま引き上げるべきだと思います

FRBの量的緩和の終了表明と日本の消費税の引き上げの最終決断の間の
絶妙なタイミングで「黒田バズーカ」が再び放られたのは、政府へ(から?)の
明確なメッセージだと思います。

足元の景気動向で、長期的な社会保障と税の一体改革の決断が左右される
ことは、そもそも問題だと思いますが、、、 また、年間80兆円という政府の
一般会計に匹敵する日銀の国債の買い入れは、長期的なリスクを高める一方
になりますので、だからこそ、(前政権と共に)決めたことは、そのままコミットメント
を示すことは重要だと思います。

消費税を多く払いたい人はいません。ただ、未来世代のことを考えると、現在の
世代は責任を負っていると思います。先延ばしは、その責任を放棄していること
になります。

日本経済新聞電子版の「マネーブログ カリスマの直言」で書きました。
消費再増税ためらうな 景気腰折れ懸念少ない

20141103_nikkei

November 01, 2014

Dead customers don't buy

昨日の日程は朝から晩までバタバタしていましたが、午後に長崎大学熱帯医学
研究所
主催のグローバルヘルスフォーラム2014を聴講する時間をちょっと
取ることができました。

小泉元首相のご挨拶には間に合いませんでしたが、乗ろうとしたエレベーター
からちょうど降りてこられたので、すれ違うことができました。

ただ、今回のフォーラムに立ち寄りたいと思ったのは、私が二年間、グローバル
ファンド日本委員会
のディレクターに携わっていたときに知り合いになったピーター・
ピオット
の話を聞きたかったからです。

英ロンドン大学. 衛生・熱帯医学大学院学長のピーターは、去年、第2回野口英世
アフリカ賞
を受賞した親日派であるだけではなく、1976年に中央アフリカのザイール
(現コンゴ民主共和国)
エボラ出血熱を発見したチームメンバーでした。

それから、エボラは25回発生したらしいのですが、毎回、それは中央アフリカであり、
毎回、封じ込むことに成功したのですが、今回の発生は人口密度が高い西アフリカ
の都市部へと広まってしまった「大嵐」だそうです。

発生の中心部であるギニアシエラレオネおよびリベリアの発生件数はピークを打った
ように見えるようですが、後、数週間は推移を確認する必要があるようです。

ピーターの講演の後にフォーラムから中退し、エレベーターホールへ向かったところ、
ちょうど良いタイミングでピーターが逆方面から歩いてきたので旧知を温めました。

やはり、報道のように、エボラ・ウイルスは直接肌に触れることがないと感染することが
ないようです。もし、空気感染するような強力なウイルスであれば、「We would all be
dead」だそうです。。。

いずれにしても、人が自由に移動するグローバル社会において感染症は遠い途上国の
課題ではないというこという「目覚まし時計」が大きく鳴っていると思います。

ピーターも講演で感染症対策などグローバルヘルス(国際保健)の課題に企業が取り
組むべき理由は明らかであると考えを示しました。

・Healthy work force (健康な従業員)
・Employee morale and retention(従業員の士気と保持)
・Corporate Social Responsibility(企業社会的責任)
・Mitigate investment risks(投資リスクの抑制)
・Product innovation(商品開発イノベーション)
・Access to products(商品へのアクセス)
・Innovation of delivery(物流のイノベーション)
そして、、
・"Dead customers don't buy"(死んだ顧客は買わない)

次回は 奥様のハイジ(医学者で美人)と一緒に、また、ピーターの行きつけの新橋
ガード下の飲み屋で一杯やろうと別れました。

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