結局、どこか勝ち組だったんでしょう
結局、今回の衆議院選挙の投票率が(NHKの報道によると)52.66%で戦後最低の
水準だったようです。前回が59.32%だったので、それほど高くない水準から更に
低下したことになりますが、その理由は、大都市の有権者がそっぽ向いた影響が
多かったように見えます。
今朝の日経新聞の記事によると、東京が39%(前回は62%)で大阪が37%(前回が58%)。
これは、何を意味をするのでしょうか。
組織票の影響が弱くて流れやすい票ということでしょうが、この人口が多い場所の
有権者の関心を高めることは政治に取って急務ですね。
今回の選挙で議員数を最も増やした勝ち組は、やはり、掲げている政策が党内で
一致して、国民への意思表明が明らかなところでした。(自分の政治思想と全く異なり
ますが)共産党です。
また、準備不足であった割には思ったより民主党が奮闘したと思います。きちんと
仕事されている議員は、ちゃんと当選したというイメージがあります。ということは
有権者も、議員がきちんと良い仕事をしているかをちゃんと見ているんですね。
これから党のトップが交代するでしょうから、そのプロセスで、きちんとした政策を
掲げることができたら、第一野党として存在感が増すと思います。特に、今までの
実績ではその期待感が薄いので。
公明党は任された役目を淡々とこなしたというイメージです。
一方、自民党はどうでしょう。圧倒的な最大政党であることに間違いなく、これで
安定政権への道筋が描けるはずです。ただ、しこりが残っていないと良いのですが。