昨夜のHAPPY DAY PROJECTの『幸福学シンポジウム』でご一緒した
前野隆司さんの研究がh興味深かったです。どのような状態のときに、脳や
身体が幸せな反応を示すかという調べたところ。。。
まず、長続きしない幸せは他人と比べられる財から生じるもの。
たとえば、金、モノ、あるいは社会的地位です。
おそらく、いくら稼いでも、いくらモノに溢れても、いくら偉くなっても、
人間は満足しない。なぜなら、自分より稼いでいる人、モノを持っている
人、偉い人がいるからでしょう。
一方、長続きする幸せとは、何か。
安全など、環境に基づくものは長続きする幸せだそうです。
また、健康など、身体に基づくものも長続きする幸せ。
そして、もちろん、心的要因によって幸せが永津続きする。それも、下記
の4つを同時に満たしていなければならないそうです。
・自己実現と成長
・つながりと感謝
・前向きと楽観
・独立とマイペース
このような研究成果をお伺いして、ハッピーな気持ちになりました!
なぜなら、自分がコモンズ投信を通じて目指していることが多く含まれて
いるからです。
運用会社だから顧客のために良いパフォーマンスを出さなければならない
ということは当たり前です。でも、優れた運用パフォーマンスだけでは
特に長期投資ではエッジを出すことが難しいと以前から思っていました。
なぜなら、良いパフォーマンスがある時期もあれば、そうでも無い時期も
ある。良いパフォーマンスを実現できたとしても、それだけであれば、
顧客へ提供できる幸せは長続きしないと感じていたからです。
だから、良いパフォーマンスに加えて、提供しなければならないと思って
いたのは、未来へ確実に積み立てて「今日よりも、よい明日」を目指す
安心感が大事だと思っていました。
自分や自分の子供が健康であれば、必ず、30年後は訪れますから。
また、長期投資とは「価格」ではなく、持続的な「価値」創造に投資を
するとい考えていますが、これは、まさに企業の「自己現実と成長」と
共に自分の自己現実と成長を高める。
「対話」を通じて、投資先と「つながり」をつくる。他の長期投資の
仲間との「つながり」をつくる。それが、「感謝」へとつながる。
これから、日本の少子高齢化は本格化し、世界情勢も目まぐるしく
変化するでしょうが、企業の進化による持続的な価値創造により、
「今日よりも、よい明日」が可能になるという「前向きと楽観」な
気持ちを大切にする。
そして、独立系投信であり、短期的な相場動向に左右されないという
意味で「独立とマイペース」を守る。
つまり、コモンズ投信が目指しているのは幸せな資本主義なんです。
ということが確認できました。そういう自分も、かなりの「幸せ」者?