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July 06, 2015

財政問題について考える:宇宙は無限だが。。。

現在、ギリシャの10年国債の利回りは15%ぐらいで、3年国債は30%以上に
推移しています。平均的な金利負担は5年間で6.25%という推計があります。

「先進国」でも財政危機に陥ると、これくらいの金利水準になるという重要な
実例ですね。

現在の日本政府の年間の金利負担は約10兆円です。1000億円の借金に
対して平均的には約1%という計算になます。簡単な頭の体操をしてみましょう。

・借金漬けで首が回らなくなって倒産する企業と異なり、財政危機に陥る国は
長年かけて借金を「延滞」できる。

・ただ、「先進国」でも財政危機に陥ると平均的な金利負担が6.25%に上昇する
という可能性がある。

・日本が財政危機に陥った(と、しましょう)。

・長年かけて債務が延滞した結果、平均的な金利負担が6.25%に上昇した。

・有利子債務の残高が現在の水準から増えてなくても、単純計算で年間の
金利負担が62.5兆円になる。(これは、現在の高齢化社会の年間の社会
福祉費のおよそ倍の金額が、金利支払いだけに必要になるという計算だ。)

いやいや、そんなの机上の空論だという声が上がるでしょう。

これ以上、金利負担が増えないように2020年までにプライマリーバランス
(基礎的財政収入)の黒字化が視野に入っているし、そもそも金利が上昇
するような局面では日本銀行が国債の買い入れを増して、上昇を抑制する。

現状では、その通りだと思います。

ただ、プライマリーバランスの黒字化シナリオの経済成長の前提は3%以上です。
これから5年間、毎年の経済成長が3%以上の場合、適切な長期金利が現在の
0.5%に留まるという経済的根拠は何でしょうか。

私が習った昔の教科書では、長期金利の適切な水準は長期的な経済成長+
アルファであることが常識でした。どうやら、少なくとも新しい教科書が必要に
なりそうですね。

また、日本銀行は無限に国債を買って「お金を刷り」続けることができるのも
確かです。

しかし、どこかの段階で買う国債が足りなくなり、政府が日本銀行の国債購入に
充てるために新たな国債を発行しなければならなくなったとき。このような関係を
「無限」と言うのか、同じところをぐるぐる回っているだけなのか。表現が微妙です。

宇宙は無限です。しかし、所詮、人間ができることには限界がありますから。

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