洋の東西を問わず共感を呼ぶ
『渋沢栄一 100の訓言』を担当してくださった編集者からうれしいお知らせが入りました。
昨日の朝日新聞の書評コーナー「リーダーたちの本棚」で三井住友海上火災保険社長の
原典之さんが拙著をご紹介くださいました!
今までお会する機会がない経営者ですが、「洋の東西を問わず共感を呼ぶ」と身に余る
ご評価をいただき大変光栄です!
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『渋沢栄一 100の訓言』を担当してくださった編集者からうれしいお知らせが入りました。
昨日の朝日新聞の書評コーナー「リーダーたちの本棚」で三井住友海上火災保険社長の
原典之さんが拙著をご紹介くださいました!
今までお会する機会がない経営者ですが、「洋の東西を問わず共感を呼ぶ」と身に余る
ご評価をいただき大変光栄です!
年間、最も人間を殺す動物は何でしょう。
ライオンやサメではありません。最近のニュースを見ていると最も人間を殺す
動物は人間自身ではないかと思うかもしれません。でも、違うんです。実は蚊です。
WHOの2015のデータでは三大感染症の1つであるマラリアは蚊の媒介によって
年間438,000人(現場感覚だと百万人ぐらい)が死亡してますが、その内、90%が
サブサハラ・アフリカで、その内の70%が5歳以下の子どもたちです。
今日は45年以上の伝統を誇る、とある研究会の夏季ワークショップでマラリアについて
勉強しました。第一部ではNPO法人マラリア・ノーモア・ジャパンの専務理事・事務局長の
水野達男さんに熱弁を振るっていただきました。ビジネスマンが、50歳を転機に「人生の
折り返し地点で、僕は少しだけ世界を変えたいと思った」水野さんのストーリーには
本当に勇気づけられます!
また、第二部は国立国際医療研究センター研究所の国際感染症部門の部門長・熱帯
医学マラリア研究部の部長の狩野繁之先生から科学の観点から更にマラリアについて
勉強しました。いや~、まさか、マラリアについてこれほどユーモアに溢れてお話しが
できる科学医学者がいるとは! 感銘を受けました。
マラリア原虫は人間がサルのときから存在していて、ヒポクラテスがMalaria=bad(mal)
air(aria)と命名したようです。また、平清盛の野心を閉ざした病とは熱帯型マラリアという
説もあるようです。
今年はリオのオリンピックにあたってジカ熱の発生が話題になりました。4年後には
東京にオリンピックが開催され、世界各地から人々が東京へと集まりインバウンドが
更に増えます。感染症は人から人へ移ります。神経質になる必要はないと思いますが、
少なくと、グローバル社会においてマラリアなど感染症について、日本社会は意識を
高めるべきだと思います。
第7回コモンズSEEDCap応援先が特定非営利活動法人3keysの代表理事の
森山誉恵さんに決定しました!
コモンズSEEDCapとは、経済的リターンと社会的リターンを融合させる
コモンズ投信が設立来、大事に育てている寄付プログラムです。応援先は
社会起業家、つまり、社会的課題に気づいたとき、他に任せるのではなく、
自分自身が秦を掲げて行動するイノベーターです。NPOであろうが、
株式会社であろうが、個人であろうが、形態は問わず、大切なことは
社会的インパクトを目指す志と行動です。
SEEDCapの助成金の財源は、コモンズ30ファンドの「お仲間」(ファンドの
受益者)からコモンズ投信が長期投資の運用のために頂戴している信託
報酬が財源となっています。今回の助成金のは、2015年4月から2016年
3月までコモンズ30ファンドの「公募投信」から生じるコモンズ投信の収入
(信託報酬)のおよそ1%になります。
その分だけ信託報酬を安くせよ、という考えを持っている方々もいらっしゃる
かもしれない。 それは、それで本人の価値観なので結構です。
しかしながら、コモンズ投信をパートナーたちと立ち上げたビジョンは、
「今日よりも、よい明日」を日本全国の「お仲間」たちと実現させるため。
ビジョンに共感いただけないのであれば、「お仲間」としてご縁をいただけ
なかった。残念ですが、それだけのことです。
さて、今回のコモンズSEEDCapの候補として上がった3人の方々は本当に
素晴らしい社会起業家であり、それぞれの視点から大事な社会的課題に
取り組んでいらっしゃいます。今年も、選考プロセスがすごく難しかったです。!
けれども議論を重ねた上、選考委員会の総意は、社会的に恵まれていない
環境で育っている子供たちに未来を開く大切なカギを渡すことにご尽力して
いる森山さんを応援することに決めました。森山さんの行動力が日本社会を
啓発するロールモデルになることを大いに期待しています!
他のお二人の候補者であった認定NPO法人難民支援協会の代表理事の
石川えりさん、株式会社ピリカの代表取締役の小嶌不二夫さんにも、別の
形で今後とも色々な形でご一緒できればうれしいです!
そして、もちろん、たくさん推薦を寄せていただいた、コモンズ30ファンドの
「お仲間」に、心より御礼を申し上げます。皆さんと一緒できるからこそ、
「今日よりも、良い明日」がリアルになります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
金曜日の夜は、朋友のセゾン投信の中野さんとレオス・キャピタル・ワークスの
藤野さんと一緒に草食投資隊セミナーを浜松で開催しました。それぞれ、ソロ
活動では何回も訪れている地域ですが、三人そろっての登壇は、今回は初めて。
でも、多くの方々から温かく歓迎されたので、今回が最後ということはないです!
土曜日は午前中から名古屋で毎年7月の連休に開催される愛知サマーセミナーで
二コマ登壇しました。司会の(メチャ明るい)藪恵理さんの素晴らしい司会進行で
とても楽しい、充実した時間をおかげさまで過ごすことができました。
このセッションを三年連続、実施できている理由は、地元の温かい応援団の皆さん
という貴重な存在です。今年は、Tシャツまで作成していただきました。(後藤誠治さん!
どうもありがとうございました!) 今回が最後ということはないです!
そして、午後は、名古屋駅前に新しくオープンしたKITTEで日本郵便・セゾン投信
共催のセミナーにゲスト講師として招かれました。こちらにも熱心な姿勢で参加
されている方々が来場され、とても良い時間を過ごすことができました。
日本郵便のマスコット「ぽすくま」くんを囲み記念写真も!また、大勢の日本郵便の
方々とご挨拶することができましたが、良い人たちが多く、(大きな組織ですが)
良い仕事をしようとしている姿勢がとても心強かったです。こちらでも、是非また
ご一緒させていただきたいです!
金曜日の夜からセミナー → 懇親会、土曜日は早朝の移動→セミナー 2コマ
→ 懇親会 → セミナー → 懇親会 → 移動、というスケジュールだったので、
今日の朝はしっかりと寝坊して一日中ダラダラしていただけ(笑)。
この土日月と三日間、連チャンで長期投資セミナーに登壇しました。今年に入ってから
日本の株式市場の動向は芳しくなく、マイナンバーの導入など新規口座開設への
障害が増えて、その上、英EU離脱問題、そして、報道などから得る世界観には
現状の不満・将来の不安などが社会で充満しています。
けれども、こつこつと積み立てる長期投資への関心は(特に現役世代において)、
今回のような現場では、しっかりと感じています。
【日曜日】 茅場町CAFE SALVADOR BUSINESS SALONでコモンズ投信主催の
「よりよい明日のためのお金の使い方~今こそ、つみたて投資~」
そして、「爆発的」に盛り上がった
【月曜日】 麹町の会場でコモンズ投信主催の
「 星野泰平(つみたて博士)×渋澤健 ケイゾクハチカラナリ~今こそつみたて投資!~】
こちらは、You Tubeでもご覧いただけます。
35分25秒から星野さんが登壇されて、会場のボルテージが上がって行きます。
そして、
48分20秒から「えぇ~!」と驚きの声が会場で響き渡ります。
「みなさん、価格ではなく、量です。」 これが、星野さんのメッセージ。
つみたて投資を始めたい! と思われたようでしたら、ぜひ、今月からコモンズ投信が
実施しているキャンペーンをご利用ください!
この週末は(も?)セミナーの連チャンでした。
土曜日は草食投資隊の三人が始めてそろって、人気ライフ・プランナーの竹川美奈子さん
とご一緒に宇都宮でセミナーを開催しました。東証+YOUを宇都宮に呼ぶために手を
挙げていただいた栃木銀行の現場の方々のご尽力のおかげで、200名定員の会場が
ほぼ満員御礼。私たち三人がゼロ金利における投資、英EU離脱の経済への影響、
長期投資を始める際の考えなど話を終えるたびに会場から拍手が上がり、とても温かい
雰囲気のセミナーでした。 感謝!
日曜日の午前中は東京でのソロの活動。「よりよい明日のためのお金の使い方~
今こそ、つみたて投資~」というコモンズ投信のセミナーを開催しましたが、こちらの
会場も満場御礼。
始めて投資の話を聞いたというご来場者も少なくなかったですが、最後になると
自分の声が枯れてしまうほど語ってしまったのに、最後まで耳を傾けていただきました。
会場からお帰りのときも、皆さんがとても良い表情をされていたので本当にうれしかった
です。
日本の株式市場の雰囲気は今年に入ってから芳しくありません。マイナンバー導入の
不信感により口座開設も伸び悩んでいます。しかしながら、このように大勢の方々が
長期投資について話を聞きたいという関心が潜在的に日本社会で高まっていることを
肌で感じています。とても心強く、日本社会にとって大切な傾向だと思います。
人間は他の生き物と異なり、「想像力」があるので、将来のことを色々と想像すると
不安に陥ります。しかしながら、同じ想像力があるので、未来へ期待や希望も持てます。
他の動物たちは、未来への期待や希望などなく、目先の欲望が満たされ満足します。
しかし、人間にはもっと、もっと先の未来のことを想像できるのです。
土曜日の草食投資隊セミナーで朋友のセゾン投信の中野さんが良いことをおしゃって
いました。フランスの哲学者、アランことエミール=オーギュスト・シャルティエの名言
です。
悲観主義は気分のものであり、
楽観主義は意志のものである。
つみたて投資とは、まさに未来への意志を持って楽観を自分の日常生活に取り入れる
こと。そう思います。
企業が持続的成長を果たすために、地球的課題について
様々なステークホルダーと対話・協働して共創すること
このような意識を日本社会で高め、行動を促すことが大事であるという
ことに共感しているピープルフォーカス・コンサルティングのファウンダーの
黒田由貴子さんと私はGEI(Global Engagement Initiatve)という有志会を
共同運営しています。
様々な地球的課題がありますが、2015年に国連が発表した17項目のSDGs
(Sustainable Development Goals)で最も注目度が高まりそうと、その筋の
専門家から聞いているのは栄養改善です。特に誕生してからFirst 1000 Daysは、
その後の子供の正常な成長に大きく影響を与えるという研究があります。
8月3日(水)18:30に開催する第四回GEI有志会では、アフリカの子供たちの
栄養改善に取り組む日本の優良企業にスポットライトを当てます。
スピーカーは、離乳食の栄養サプリであるKOKO+という社会的事業の
責任者である研究開発企画部 シニアマネージャーの取出恭彦さんです。
取出さんは、二年ぐらい前にコモンズ投信で開催したアフリカ・セミナーの
スピーカーとしてご協力いただきましたが、直近の事業展開について
お話しをお伺いできることが楽しみです。
コモンズ30ファンドが味の素に投資した理由は、KOKO+プロジェクトをガーナで
取り組んでいるという訳ではありませんが、投資させていただいた後に、このような
プロジェクトに取り組んでいらっしゃることに心強く思いました。
私たちの関心は足元の業績ではなく、企業の持続的な価値創造です。このような
事業が、当社の売上や利益に貢献する規模のものではないかとは承知していますが、
アフリカという人口増で多大なポテンシャルを抱えているが、実際にはとても難しい
市場において現場目線でじっくりと知見を獲得しているという期待からです。
ぜひ、味の素の現地のグローバル・エンゲージメントのご経験を通じてアフリカの
現状と可能性に日本企業が果たしている役目について学びましょう。
お申込みは → < こ ち ら >
週末に販売された日経ヴェリタスのコラムで書きました。
【世代間格差埋める「年金サプリ」】
.
.
これが、現在からおよそ30年後の日本社会の人口動態になるという予測です。
↓
そのときの、ご自分の年齢を探してみてください。
まだ、現役として働いているでしょうか。
それともリタイアして年金生活をしている、はず?
日本の公的年金は「賦課方式」なので、「年金が無くなる」ことありません。きっぱり。
なぜなら、現役から徴収する年金保険料(税金)から、その時代の年金生活者へ
支給されるからです。
と、いうことは。およそ30年後の年金者への年金支給額が減っているか、現役の
年金保険料額が増えているか、、その両方になっていると思います。
「30年後なんて、いないよ。」という人もいます。
でも、恐らくこのブログを読んでくださっているほとんどの方々には30年後の生活が
あります。
そのとき、自分に支給される年金で十分と思っているかもしれません。そのような
方々は、他の資産や収入を当てにできるからです。でも、多くの方々は、、どうでしょう。
ちょっと不足しているかも。 そう感じませんでししょうか。
不足感があるのであれば、それをサプリメントすることはひとつの解です。
それが、「年金サプリ」、つまり「つみたて投資」です。
目先の株価を追うゲームではなく、持続的な価値創造を求めてこつこつと実践する
生活観です。
こんな話を、今度の日曜日、月曜日にするセミナーを立てましたが、関心が高いようで、
7月10日(日) 10:00〜11:30 【こちらは、定員御礼】
渋澤健が語る「よりよい明日のためのお金の使い方」~今こそ、つみたて投資~
7月11日(月) 19:00〜20:30 【こちらは、席が少々残っている程度】
星野泰平(つみたて博士)×渋澤健 ケイゾクハチカラナリ~今こそつみたて投資!~
になりました。 関心を持っていただけたことは良いことで、うれしいです。
長期投資について、このようなうれしい声も、コモンズ投信設立来から応援して
くださっている方がブログで書いていただけました。
今月に実施中のコモンズで積み立て投資のキャンペーンをご利用して、ぜひ、
「年金サプリ」を始めましょう。大事なことは、小額でも良いから始めることです。
お金は後から積めますが、過ぎてしまった時間は、いくらお金を出しても買えません!
人生初めて、テープカットのセレモニーに参加する機会を頂戴いたしました。
白い手袋をするのも生まれて始めてかも。(笑)
西武信金の日テレ通り支店のご開店、おめでとうございます!
ますますの地域社会におけるご活躍とご発展を心より祈願いたします。
コモンズ投信のファンドの取り扱いのお付き合いはない金融機関ですが、
社会起業家を支援・応援する有志であります。
数年前に最初に地方のセミナーでご一緒させていただいたときに、
役員の方々、「我々、信用組合もNPOなんです」というお話が印象に
残りました。 非営利の金融機関や運用会社があっても良いということは
長年の持論だったのですが、そうか、日本には既に存在しているんだ
と気づかされました。
地元と密着している金融機関は大切ですね。
事業承継のことはもちろん力を入れている分野ですが、これから
「世代を超える長期投資」にもご尽力いただきたいと思います。
その場合、コモンズ投信はいつでもReadyです!(笑)
昨日、に浜松でグロービス経営大学院の在学生・卒業生の大集会「あすか会議」の
分科会「ソーシャル化する社会の新たな資本主義」のパネルに登壇しました。コモンズ
社会起業家フォーラムのOBの佐藤大吾さん(一般社団法人ジャパンギビング代表理事)
と藤沢烈さん(一般社団法人RCF代表理事)のお二人と、社会起業家の仙人的ドン
である宮城治男さん(NPO法人ETIC代表理事)の進行でした。
朋友の皆さんなので、とてもリラックスした雰囲気で、色々と話が展開しました。
また、満員御礼の会場の皆さんの真剣な姿勢が印象的でした。
私が思うに、日本の非営利セクターの財務はフローというマインドセットに支配されて
いることが課題だと思っています。つまり、入ってくるお金を全て期中に使うということ
です。税制度もそのように設計されていて、内部留保することは「悪」と見なされて
います。予算は使いすぎても、残してもダメ。政府予算と同じ感覚ですね。
だから、会計上、色んな付け替えとか変なことが起こりやすい状態を招きます。また、
これでは非営利NPOは政府の下請けのような存在に留まり、独立した第三セクター
になりにくいです。
アメリカと日本の非営利セクターの根本的に違うところは、アメリカの場合、ストック
という概念が根付いていることです。たとえば、5%ペイアウト・ルールという税制度が
あります。基金が資産の5%を社会的活動に拠出するのであれば、非営利団体と
見なされ、税が免税されるのです。
ということは、残った95%基金を投資に回して、5%以上の年率で長期的に運用できれば、
その基金は永久的に存在できます。社会的活動に永久的に運営資金を供給するだけでなく、
資本市場に良質的、長期的なリスクマネーも供給しているWin-Winのエコシステムをつくり
あげています。
一方、寄付・補助金というフローに頼るだけだと、そのフローが枯れてしまうと、大事な
社会活動を継続することができません。
日本のようなマイナス金利の状態で、5%以上の利回りを確保することは無理と思われる
かもしれません。でも、日本でも、例えばコモンズ30ファンドの設定来の長期的リターンは
年率化で二桁です。もちろん、リスクマネーになりますが、適切なリスクを取れば、長期的に
適切なリターンを得られると思います。
コモンズ30ファンドの「SEEDCap」は、このストックの考えを参考に、社会起業家を応援する
資金を拠出しています。お仲間(受益者)の長期投資の運用を託されたコモンズは年間
1.15%(税前)の信託報酬を頂戴しています。その公募ファンドからの信託報酬の約1%を
SEEDCapに寄与しています。
つまり、ファンドの預かり資産(ストック)が増えれば、増えるほど、社会への拠出が増える。
そのようなエコシステムをつくることに努めています。
大事なことは、このフローとストックの話は非営利NPOの世界の課題だけではないということ。
これも是非、理解していただきたいです。
日本の現役世代の個人のほとんどが給料というフローで日々生活をしています。もちろん
決して悪いことではなく、当たり前のことです。しかしながら、長期的な視野で自分の将来を
考えたとき、自分のフロー(給与)はいずれ枯れます。そのとき、フローだけに頼っている
ようでは自分の生活が成り立たないことはあきらかです。
つまり、長期的な視野では、フローだけに頼るだけではなく、自分自身のストックをつくる
ことが必須であることが見えてきます。これが、私が「年金サプリ」とネーミングしている
積み立て投資です。
あすか会議の分科会の会場で、そして、また夜の12名ぐらいのラウンドテーブルの「ナイト・
セッション」で、この「年金サプリ」の必要性のことを話しましたが、多くの皆さんが高い関心を
示していただきました。自分の生活に時間軸を刺す長期的な視野により、もっともっと多くの
現役日本人に「年金サプリ」(積み立て投資)というストックづくりの重要性に気づいて行動
していただきたいです。
来週は、積み立て投資のセミナーも立ち上げています。
7月10日(日) 10:00〜11:30
渋澤健が語る「よりよい明日のためのお金の使い方」~今こそ、つみたて投資~
7月11日(月) 19:00〜20:30
星野泰平(つみたて博士)×渋澤健 ケイゾクハチカラナリ~今こそつみたて投資!~
昨夜のコモンズ「女性の活躍セミナー」にベネッセホールディングスの人事担当部長
ワークライフマネジメント・ダイバーシティ推進室長の岡田晴菜さんをお招きしました。
30年ぐらい前、二度の育休を経験され、長らく幼児教育の責任者であり、1988年に
「誕生」したしまじろうを92年から「育てた」「母」であります。
ベネッセコーポレーションにおいて課長以上の女性管理職比率は30.5%、
(課長32.5%、部長25,4%、役員16.7%)と平均的な日本企業と比べると
女性の活躍について優等生の成績です。
また、男女を比べますと平均勤続年数で男性(11.5年)より女性(12.1年)の
方が長いということもベネッセの特長を表しています。
岡田さんのお話しで、「ワーク・ライフ・バランス」という仕事と生活を維持する
ということより、「ワーク・ライフ・マネジメント」という両方を合わせて高めること
が大事というお考え方が印象的でした。ほどほどで満足するなということです。
女性の活躍の前提となる経営戦略の三つの指針も参考になりました。
・ 「志を持った人」が最大の資産である。
・ ライフサイクル上で一時的に生活と仕事の両立ハードルが高く なる時
(育児・介護)は、積極的に応援していく
・ 女性の優遇ではなく、男女平等
ベネッセの女性の活躍の30年の歴史には、固定概念に捕らわれず、仕事と
家庭の両立支援策は試行錯誤の連続であると岡田さんはご指摘されました。
これは、今後も、その試行錯誤の連続によって、女性の活躍によって、単純な
数合わせでなく、新しい価値を創造する戦力になって行くという当社の信念です。
ベネッセは「教育」と「ビジネス」を両立させるという難しいチャレンジに取り組んで
います。「教育は文化ですからね」と岡田さんがおっしゃりましたが、今、世の中が
必要とされているのは、まさに文化と経済の両立だと思います。「論語」と「算盤」
の思想とシンクロしていますね。
コモンズ30ファンドは、このように常にチャレンジしていく会社に長期投資
することにより「今日よりも、よい明日」へ近づくことができるんだと
確信いたしました。
今回、ご参加された性別、年齢、職業(大学生・高校生も含む)という
ダイバーシティに富んだ皆様、そして、特に素晴らしいお話しをされた
岡田さん、どうもありがとうございました! 心より御礼を申し上げます。