コモンズ「女性の活躍セミナー」 ベネッセ
昨夜のコモンズ「女性の活躍セミナー」にベネッセホールディングスの人事担当部長
ワークライフマネジメント・ダイバーシティ推進室長の岡田晴菜さんをお招きしました。
30年ぐらい前、二度の育休を経験され、長らく幼児教育の責任者であり、1988年に
「誕生」したしまじろうを92年から「育てた」「母」であります。
ベネッセコーポレーションにおいて課長以上の女性管理職比率は30.5%、
(課長32.5%、部長25,4%、役員16.7%)と平均的な日本企業と比べると
女性の活躍について優等生の成績です。
また、男女を比べますと平均勤続年数で男性(11.5年)より女性(12.1年)の
方が長いということもベネッセの特長を表しています。
岡田さんのお話しで、「ワーク・ライフ・バランス」という仕事と生活を維持する
ということより、「ワーク・ライフ・マネジメント」という両方を合わせて高めること
が大事というお考え方が印象的でした。ほどほどで満足するなということです。
女性の活躍の前提となる経営戦略の三つの指針も参考になりました。
・ 「志を持った人」が最大の資産である。
・ ライフサイクル上で一時的に生活と仕事の両立ハードルが高く なる時
(育児・介護)は、積極的に応援していく
・ 女性の優遇ではなく、男女平等
ベネッセの女性の活躍の30年の歴史には、固定概念に捕らわれず、仕事と
家庭の両立支援策は試行錯誤の連続であると岡田さんはご指摘されました。
これは、今後も、その試行錯誤の連続によって、女性の活躍によって、単純な
数合わせでなく、新しい価値を創造する戦力になって行くという当社の信念です。
ベネッセは「教育」と「ビジネス」を両立させるという難しいチャレンジに取り組んで
います。「教育は文化ですからね」と岡田さんがおっしゃりましたが、今、世の中が
必要とされているのは、まさに文化と経済の両立だと思います。「論語」と「算盤」
の思想とシンクロしていますね。
コモンズ30ファンドは、このように常にチャレンジしていく会社に長期投資
することにより「今日よりも、よい明日」へ近づくことができるんだと
確信いたしました。
今回、ご参加された性別、年齢、職業(大学生・高校生も含む)という
ダイバーシティに富んだ皆様、そして、特に素晴らしいお話しをされた
岡田さん、どうもありがとうございました! 心より御礼を申し上げます。